「もっとバンド活動を充実させたい!」
「ワンランク上のバンドを目指したい!」
そんな想いでがんばっているバンドマンはちょっと見ていって!
すごい人がいるんだよ…。
ライブハウスの元スタッフにして現役バンドマンが無料で相談にのってくれるって!?
今回ご紹介したいのは印藤勢さんという方。
印藤さんは新宿アンチノックの元スタッフで、ご自身もマシリトというロックバンドをやっているバンドマンです。
www.youtube.com(マシリト最新動画↑)
最近、活動を再開させたらしく7月29日は記念イベントもあるそうです。
その印藤さんが何やらおもしろい活動をやってるらしい…!?
なんと完全無料でバンドマンの悩み相談を受けてくれるらしいのです。
実はぼくは新宿アンチノックに何度か出演したことがあり、印藤さんのことは以前から存じあげていました。
印藤さんもぼくのこのブログを読んでくれていたらしく、今回縁あってお会いすることができました。
なぜライブハウスを飛び出したのか?
なぜ無料でバンドマンのサポート事業をしているのか?
そしてサポートの内容とは?
色々聞いてきましたよ。
悩めるバンドマンにとってはめちゃくちゃ貴重な情報ですので是非読んでね!
オールマイティにバンド活動をサポート!
初めまして!星川です。
今日はよろしくお願いします。
印藤です。
こちらこそよろしくお願いします!
さっそくですが、印藤さんは1年前にライブハウスを退職なされてからも、継続的にバンドのサポートをやられているそうですね?
具体的にどんなサポートをしてらっしゃるんですか?
もうホント何でもですよね。
リハーサルに同行して音作りのアドバイスをしたり、ミーティングで一緒に目標を話し合ったり、ツアーのブッキングからレコーディングスタジオの紹介、はてはケンカの仲裁まで(笑)
ぼくのやれることなら何でもやるスタンスです。
へ~!それはスゴイ。
実際にどのくらいの数のバンドの面倒をみているんですか?
大小合わせると正直数えきれないくらい。
今は星川さんの友人のLANPAZIEとも一緒に仕事をしていますよ。
あ、もしかしてLANPAZIEのレコ発ツアーは印藤さんのブッキング?
そうです、そうです。
いいなぁ、羨ましい…。
ぼくも前バンドで経験あるんですが、ツアーのブッキングとかマジ大変ですからね!
バンドとバンド、バンドとライブハウス、ライブハウスとライブハウスのクッションになる、ということを意識しています。
それは1つのライブハウスで15年以上働いて、自身もバンドマンであるぼくの強みでもあるので。
もっとバンドマンの力になりたいからライブハウスを辞めた
ところで気になったのですが、そもそもライブハウスのスタッフってバンドマンを応援する仕事じゃないですか?
そのままスタッフとして残っていても、印藤さんの活動とは矛盾しないように思ったのですがどうですか?
そうですね。
大前提としてライブハウスはバンドマンを応援する場所というのは間違いないです。ただぼくの悪い部分は「それしかやりたくなくない」ところ(笑)
ご存知の通り、ライブハウスもイチ企業です。当たり前に雑務もこなします。
でもぼくはバンドマンの応援だけに集中したくなってしまった。
ライブハウスの外に飛び出してでもバンドマンの力になりたかった?
例えば、仕事中にバンドマンから相談の電話がかかってきた時に「ごめん!店閉める23時まで待って!」と言わなければいけないのが切なかった。
でも今は飛んでいけます。
でも肩書きとか待遇を捨てるって、とても大きな挑戦ですよね。
不安はありませんでしたか?
まさに挑戦でした。
ライブハウスのブッキングマネージャーという肩書を取っ払って、人間「印藤勢」がバンドマンにどれだけ信頼されることができるのか?そこに挑戦したくなりました。
まぁ、単純に雇われるのも(雇うのも)向いていないというのもありますけど(笑)
それは何となく共感します(笑)
おかげ様でアンチノックのオーナーやスタッフ一同からも応援してもらって今日まで良好な関係を築けています。
外に飛び出してみて改めて仲間のありがたみを実感する日々です。
ちなみに今の肩書きってなんですか?
う~ん、正直よくわかってないんですよね。
バンドアドバイザー、フリーマネージャー、ハコなし店長、移動型ライブハウスなどなど色々言われたり、自分でも考えたのですが(笑)
海外だと「エージェント」という名前で一般的に通じると思います。
まぁ、「無職」でも良いですよ(笑)
じゃあ、「エージェント」にしましょう(笑)
肩書きにとらわれて行動できない人も多い世の中で、志のままに飛び出して今日までやってきた。
おおげさじゃなく本当にすごいことだと思います。
なんで無料なの!?
ところで聞いた話によると、そのバンドサポート事業は完全無料なんですよね?
率直に言って大丈夫なんですか!?(笑)
今のところ大丈夫です(笑)
無料の理由は「肩書き」の部分にも通ずるのですが、まずはバンドマンたちと人間同士の信頼関係を構築したいからというのが理由です。
お金とは「信頼の数値化」だという話を聞きます。
つまり印藤さんは「今は信頼をお金に変えたくない」ということですか?
そうです。
正直、ぼくがやっている活動はあやしいでしょ?(笑)
「バンドアドバイザー」という肩書の人であやしい人はいっぱいいますよね。
あ~、ぼくも経験ありますね。
ワケわからんレコーディングエンジニア紹介されてヒドイ音源つくって15万ぐらい支払った経験あります(笑)
だからまずはバンドマンとぼくの間から「お金」という要素を取っ払いたい。
その方が気持ちの良い信頼関係を築けると思っています。
その通りだと思います。
ただ無料であることで逆に疑ってしまう人もいると思うんですよね。
「うまい話にゃ裏がある」的な。
ですから、バンドサポートを行う上での印藤さんのメリットも伺っておきたいのですが。
ぼくのメリットは「信頼の網の目を増やす」ということだと思います。
まぁ、単純に言えばたくさん人を助けていれば、自分が困った時に助けてもらえるよね!ってことですね。
実際にこの1年は実質的に無職だったわけですが、そういった信頼の網の目の上で生きることができたと実感しています。
「信頼の網の目の上で生きることができた」とは?
例えば、ぼくが住んでいるアパートの大家さんから色々頼まれることがあるんですよ。
「草むしりして」とか「怖い人がいるから一緒に来て」とか(笑)
ぼくからは何も金銭的な見返りを求めてないのですが、(具体的には言えなのですが)結果的にすごく得をしてしまいました。
そんな風に「お気持ちだけで結構です」という気持ちで人の相談にのっていてたら、いつの間にか「医者」「税務官」「電気屋」「大工」などなど、色んな知り合いができて応援してもらえるようになりましたね。
すげェ!最強集団ですね!(笑)
そうなんです(笑)
以前、キングコング西野さんの『魔法のコンパス』で読んだのですが、ホームレスの小谷さんの活動に近いですかね。
彼も人の役立つことをやり続けた結果、ホームレスでも結婚式をあげてしまった。
ぼくの場合はその考え方をバンドサポートに落とし込んでいるイメージです。
なるほど~、無料の理由納得しました!
バンドマン、ロックバンドを減らしたくない
より根本的な部分をうかがっていきたいのですが、ずばりバンドサポートをする上で一番のモチベーションってなんでしょうか?
それは「バンドを減らしたくない」という想いに尽きると思います。
ぼくはやっぱりバンドマンが大好きだし、ロックバンドが大好きだし、彼らがライブハウスでつくるコミュニティが大好きなんですよ。
時代の流れの中でロックバンドやライブハウスが減っていくというのは事実かもしれません。
でもあがきたい。
それはもう理屈じゃないです。
あぁ…よくわかります。ぼくも印藤さんも結局バンドマンですから、やっぱりそこで生きていたいですよね。
まさに。
その想いがバンドサポートというカタチに変わったのは単にぼくがおせっかいだから、というのはありますけどね!
もう周りが心配するくらいの変態的な出たがりです(笑)
でも、それはすっごい才能ですよ!(笑)
だからこそ、ぼくがバンドのサポートをする時はバンドマンから直接お金をもらいたくない、というのもあります。一番大事にしているポリシーです。
印藤勢は「歩く『俺、まちがってねぇよな?』」だ!
今回、ぼくは印藤さんと話してみてとてもうれしくなったんですよ。
それは志が似ているからです。
ぼくも10年間バンド活動をやってきて、色んな苦労をしてきたんです。
それは正直、無駄な苦労も多かった。
だから自分の経験をシェアすることで、これから続くバンドマンに役立てて欲しい。
その想いで続けてきたのが、このブログ『俺、まちがってねぇよな?』です。
印藤さんも一緒だったんですよ。
バンドが好きで、ライブハウスが好きで…。
ただ自分が好きな、自分が行きたい場所を守るために活動をしていました。
印藤さんはリアル、ぼくはウェブで。
場所は違えど同じ思いで活動している人で出会えて、とてもうれしかったです。
ただ印藤さんの方が一枚上手だなと(笑)
だってリアルなのに無料ですよ!
ウェブの世界では無料でコンテンツを公開するのはわりと当たり前なんです。
コストもかからないし、広告でマネタイズすることもできるので。
しか~し!印藤さんは自分の人生の時間を直接的バンドマンに捧げている…!
これは正直、奇跡だと思います。
感謝しろよ!LANPAZIE!(笑)
この記事を読んだみなさんも是非、印藤さんに相談してみて下さい。
印藤さんは東京在住で、行ける範囲で直接相談にのってくれます。
前述しましたが、相談内容はなんでもアリで、
- どのライブハウスで出れば良いかわからない
- ツアーに行きたいけどコネクションがない
- バンドの音をもっとカッコよくしたい!
- とにかく客観的な意見を「本音で」教えて欲しい!
などなど、とにかく困っていることをぶつけてみて下さい。
また、印藤さんの生き方そのものも興味深いですよね。
「信頼の網の目を広げていく」
それは少し未来的な生き方だとぼくは思います。
バンドマンには仕事やアルバイトで忙しく、ホントはやりたい音楽に集中できていない人も少なくありません。
印藤さんの生き方はそういった悩みがある方にとって一つの回答でもあると思うので、その意味でもぜひ会ってみて欲しいですね。
初見だとはなかなか信用ならないと思いますが、印藤さんの人柄は『俺、まちがってねぇよな?』(星川)が保証します!
まぁ、ちょっと長くバンドやってる人だったら印藤さんのことは知ってる人も多いと思うんですけどね。
こういった活動をされていることはなかなか表に出ないので、今回記事にさせてもらった次第です。
印藤さんに連絡を取りたい方はツイッターから連絡を取ってください。
(DMも受けれる状態だそうです)
その際はぜひ「俺、まちがってねぇよな?を読んで」と伝えて下さいね。
話がスムーズだと思うので。
ずっと放課後が続くように。おやすみなさい。
— 印藤勢 (@SEIWITH) 2017年5月13日
お気軽にどうぞ!
バンドマンのみなさんはぜひ「印藤勢」と『俺、まちがってねぇよな?』を利用して最高のバンド活動を見つけて下さいね!
ところで俺、まちがってねぇよな?