東京にはライブハウスがたくさんあってバンドマンのみなさんはどこに出演したらよいか迷うこともあると思います。
そこで今日は都内のライブハウスをピックアップし「人気順」にランキングしてみました。
どうやって人気を調べるかというと「グーグルキーワードプランナー」を使います。
キーワードプランナーはざっくりした「検索ボリューム」を調べることができるんです。
検索したのはおそらく出演したいバンドマンや、アクセスを知りたいお客さんですよね。
つまり検索ボリュームが多いということは、それだけそのライブハウスが話題になっているということです。
そのため日夜そこに出入りする人たちが多いことが推察されます。
集計方法
対象となるライブハウスを
- 渋谷、新宿、下北沢、とその周辺エリアのライブハウス
- キャパシティ400以下
のルールでピックアップ。
また
- 頭に地名を入れる
- アルファベットとカタカナで検索した結果の合算
- 正式名称より愛称の方が検索数が多い場合はそちらを採用
というルールで集計しています。
いづれも2016年6月現在の情報です。
それでは第一位からどうぞ!
東京ライブハウスランキング
第一位 新代田fever 6120ポイント
第一位は新代田feverでした!
結果的に検索ヴォリュームでは他と大きく差をつける人気ライブハウスだということがわかりました。
実際バンドマンの仲間でもよいウワサを多く聞きます。
評判をこちらの記事にまとめてありますが、やはり高評価が多いですね。
新代田feverは下北沢駅の隣の新代田駅から徒歩10秒。
下北沢駅からも徒歩15分程度のところにあります。
LIVE HOUSE FEVER | ライブハウスフィーバー
第二位 下北沢SHELTER 5220ポイント
第二位は下北沢SHELTER!
下北沢エリアからワンツーフィニッシュとなりました。
実はfeverの店長は元SHELTERのスタッフ。
「シェルター魂」が脈々と受け継がれ、バンドマンやお客さんを熱狂させているのはすごいですね。
下北沢SHELTER|音楽の街下北沢にあるライブハウス「下北沢シェルター」
第三位 渋谷eggman 4190ポイント
渋谷エリアからエッグマンがランクイン。
1981年にできた渋谷では随一のライブハウスです。
ロックバンドのライブ以外にもお笑いライブの開催などにも積極的なので、それが検索ヴォリュームの多さにもつながっているのではないでしょうか?
第四位 新宿MARZ 3900ポイント
第四位は新宿エリアからMARZがラインクイン!
マーズも老舗の部類に入るでしょうか?
系列のMOTION、marbleもいづれも人気が高かったですね。
第五位 新宿JAM 2990ポイント
新宿JAMも30年以上の歴史を誇る老舗ライブハウス。
近年は一週間ノンストップぶっとうしイベント「JAMfes」などが話題。
第五位 渋谷CYCLONE 2990ポイント
同率第五位は渋谷サイクロン。
渋谷のど真ん中で立地は最高。
割とストレートなロックバンドが多く出演している印象があります。
第七位 初台DOORS 2880ポイント
第七位は初台DOORS。
椅子席で100、スタンディングで300と色んなライブに対応できそうなハコです。
立地的に不利だと思いましたが、この順位はすごいですね。
第八位 渋谷MILKYWAY 2780ポイント
ミルキーウェイが入っているビルは面白くて、地下一階から上までライブハウスばかりがなんです。
その中でもミルキーウェイが一歩リード!?
Shibuya Milkyway | Live & Bar Shibuya Milkyway
第九位 渋谷DESECO 2570ポイント
DESEOは渋谷駅から3分のアクセスの良さ!
ロックのライブ以外にもDJイベントなども盛んに行われているようです。
ライブハウス SHIBUYA DESEO|渋谷 バンド DJクラブイベント
第十位 下北沢ERA 2540ポイント
第十位は下北沢ERAでした。
下北沢エリアの中でもスタジオ併設、ロッカーありなど何かとホスピタリティが高いライブハウスです。
次点
10位に惜しくも届かなかったライブハウスもご紹介しておきます。
ただ、検索ヴォリューム的にはほぼ誤差の範囲と言えるくらい10位の下北沢ERAとは僅差だったので、来年はまた違うかも。
- LUSH - SHIBUYAmiyamasuzaka-
- 東京渋谷 ライブハウス/クラブ チェルシーホテル
- Welcome to Antiknock!!
- Livehouse Shinjuku Motion
- shimokitazawa THREE
総評
人気に立地は関係ない
ひと昔前は東京のライブハウスというと「渋谷、新宿、下北沢、高円寺」あたりが有名でしたが、今回その地名を冠にしていないライブハウスが2つもラインクインしました。
feverはほぼ下北沢と言えますが、あえて少し郊外に立地したのが良かったのかもしれません。
十分な広さ(楽屋も含めて)、ロッカー、飲食店の併設など抜群のホスピタリティが実現できたのもその恩恵でしょう。
世界的にも「カルチャーの郊外化」が進んでいるそうで、今後もこのトレンドは続きそうです。
(参考:ヒップな生活革命 (ideaink 〈アイデアインク〉) )
エリア別で人気は渋谷?
とは言え、まだまだエリア人気は強いようでした。
10コの内、4つが渋谷エリアで全部しらべた結果でも渋谷のライブハウスは平均的に検索ボリュームが大きかったです。
そう考えると渋谷で開催されるライブハウス往来型の「街フェス」なんかは魅力がありそうですね。
老舗強し
上位は創業から20年以上の老舗が多かったのも印象深い。
渋谷屋根裏、下北沢屋根裏も閉店して古いライブハウスはどんどん消えていっています。
でもこれを見るとまだまだがんばれそう。
個人的に下北沢屋根裏によく出演させてもらっていたので、老舗にはどうもひいき目になっちゃいます(笑)
まとめ
今回調べるに至りませんでしたが、東京だと高円寺や吉祥寺もライブハウスが多いエリアです。
気になる方はぜひ調べてみてはいかがでしょうか?
もちろん検索ボリュームだけで全てを語ることはできません。
ただこれは冷静な「市場評価」を表す指標の一つであることは間違いありません。
ライブハウスに関わるそれぞれの立場のみなさんで今回のデータを活かしてほしいと思います。