「自分たちにピッタリのレコーディング方法ってなんだろう?!」
ロックバンドのレコーディングは色んなやり方があって、その方法によって作品のできが違ってくるのでとても悩みます。
この記事では、ぼくのバンド経験から「やってよかったレコーディングスタイル」をご紹介します!
特に、
- 初心者
- 予算が少ない
- セルフレコーディング
- 音源に勢いが欲しい
といった方におすすめです。
もちろん、レコーディングはエンジニアさんやレコーディングスタジオとの兼ね合いがありますから完全再現は難しいかもしれません。
それでも方法論として知っておいて損はないのでぜひ参考にして下さい!
ドラム・ベースの録音は、ギターとヴォーカルをリアルタイムで聞きながら
レコーディングの成功・失敗を決めるのはドラムと言っても過言ではありません。
ドラムが如何にノリが良く、また正確なプレイが録音できるかどうかが非常に重要です。
そのためにはバンドメンバーが「せーの!」で録音する一発録りが良いのですが、コレがなかなか難しいんですよね…。
一発録りのデメリットは、
- パンチインができない
- 音をミックスで加工しずらい
などこちらの記事で紹介した通りです。
関連記事【ロックバンド】レコーディングの一発録りとは?メリット・デメリットを解説
良いとこどりをしたいと模索した結果、ギタリストとヴォーカリストに別室で演奏してもらい、その音をドラムがリアルタイムで聞きながら演奏するという方法にたどり着きました!
この方法をぼくは「疑似一発録り」と言っています。
ベースとギターはラインで入出力。
ヴォーカルは別室でドラムの音と被らないよう仮歌を歌ってもらいます。
これでドラマーは他の楽器を聞きながら演奏⇒レコーディングできます。
この方法だとブースが一つしかないレコーディングスタジオでも、ミックスルームで歌やギターを演奏することで実現可能です。
メリットとしては、
- 勢いのある演奏ができる
- ドラマーは他の楽器を聞きながら演奏できるので尺(曲の長さ)を間違えない
- ドラム以外の音は後からゆっくり作りこむことができる
といったところが挙げられます。
ベースをライン録音するのは割と一般的ですからドラムと一緒に演奏した音源を活かします。
後からアンプで演奏した音源を重ね撮りしても良いですし、リアンプ(ラインで録音した音源をアンプで出力して再度録音する)しても良いですね。
あと仮歌と言いながらも、ヴォーカルもこの方が良いテイクが録れたりします(笑)
やっぱり勢いって大事。
再現性も高いですし、ぜひこのやり方に挑戦してみてほしいと思います!
ぼくがこの方法で実際にレコーディングしたスタジオもご紹介しておきます。
疑似一発撮りにおすすめにスタジオ。吉祥寺の「STUDIO GOATTEE」
GOATEE(ゴーティー)はレコーディングエンジニアが常駐していないセルフレコーディングのためのレコーディングスタジオです。
以前やっていたRundaban Spoiler Partyというバンドで利用したのですが、メンバーの中にレコーディングエンジニア系の専門学校を卒業したメンバーがいたので利用することができたんです。
DTMやレコーディングの知識がある人だったら初回に講習を受けて合格することで利用が可能になります。
もちろんプロのエンジニアさんに依頼するのも良いですね。
GOATEEはプロ品質の機材がそろっているのにも関わらず料金がかなりリーズナブル!
8時間で28000円は通常のリハーサルスタジオと変わらないレベルですよ…。
● A-time(11:00 ~ 19:00 / 8h)
● B-time(21:00 ~ 9:00 / 12h)
● A-Extra(11:00~23:00 / 12h)
● Full-time(11:00 ~ 9:00 / 22h)
平 日:・A/B-time:28,000円 ・A-Extra:38,000円 ・Full-time:48,000円
土日祝:・A/B-time:32,000円 ・A-Extra:46,000円 ・Full-time:56,000円
しかも2017年にはブースが一つ新設されて、文句なしに「疑似一発撮り」が可能な設備になっています。
小さいブースにギターアンプを入れて、ドラム・ベース・リズムギターまで一発録りするのも良いですね。
入るたびに想像力を刺激されてテンションが上がる大好きなスタジオです。
ちなみにその時レコーディングした音源がこちら。
参考までに。
「いきおいいきおい」って言ってコレはクリック使ってるんですけどねw
一発録りうんぬんといった問題ではなくクリックは推奨派です。
特になかなか1日でレコーディングを終えるのはセルフレコーディングの場合は難しいです。
別日に収録してもクリックによってメンバーのノリを合わせられます。
関連記事【ロックバンド】レコーディングではクリックを使うべき理由
以上「初心者バンドマンにおすすめレコーディング方法」という話題でした!
参考になったらうれしいです。
合わせて読みたいセルフレコーディングのやり方とスタジオを紹介!