「ウチもそろそろバンドグッズを作ろう!」
今やグッズ販売はバンドの重要な収入源ですから、グッズ制作を検討しているバンドマンも多いと思います。
そこでこの記事では「近年人気のバンドグッズと、おすすめのバンドグッズ制作業者」をご紹介します!
まずはバンドグッズの人気ランキング。
どのバンドグッズを作りたいのか参考にして下さい。
後半でおすすめのバンドグッズ制作業者を紹介します!
人気のバンドグッズランキングbest10
①Tシャツ
まず何よりおすすめしたいのがTシャツです。
イヤらしい話ですがTシャツは売価を高めに設定できるので儲かるんですよ…(笑)
一括で作れば原価1000円以内でおさめることも可能で、利益率50%は普通です。
また、Tシャツはファンのユニフォームです。
同じデザインのTシャツをみんなが着ているとライブ会場に一体感が生まれます。
つまるところ、それだけで盛り上がりやすくなるんですね。
一体感はライブにおける重要なエンタメ要素です。
さらに、デザイン性の優れたTシャツを作ることが成功したバンド仲間は、知人のショップに卸すことになったそうです。
そこでの売り上げも貴重な収入になっているそうですよ。
「いつかユニクロとコラボ…!」は大げさですが、意外な展開があるのもTシャツならではのメリットです。
まずは他のグッズに比べてとりわけ意味が深いTシャツをまずは検討することをおすすめします!
Tシャツの製作費は?
製作費をラクスルノベルティ で見積もってみました。
- 素材:5.6オンス ハイクオリティーオリジナルTシャツ
- 色:白
- 印刷:シルクスクリーン印刷
- ロット:30
の場合、請求合計金額(税込)は¥33,319(全国送料無料)とのこと。
1枚¥2,000~¥3,000で販売すれば十分に利益が出ますね。
②ラバーバンド(シリコンリストバンド)
近年とりわけ人気なのがシリコン製のラバーバンドです。
一昔前までは、そんなに定番商品じゃなかったのですが、近年はフェスブームの中で一気にひろまりましたよね。
おおよそ100コからの発注で、単価290円くらいが相場ですね。
デザインが単純でもカッコよくつくれるので、はじめてのグッズ製作にもおすすめです。
③ステッカー
ステッカーは業者さんに発注してくつれるし、自宅にパソコンとプリンターがあれば手作りできたりと手軽さが魅力です。
少部数だけつくって、友達に配ったり、CDの購入特典にしたりと汎用性も高いですね。
バンドマンだったらライブハウスの楽屋の壁にステッカー貼りたいですもんね(笑)
定番のバンドグッズです!
④タオル
タオルもTシャツと同様、ライブ会場の雰囲気づくりに役立つものです。
汗を拭くのも便利だし、タオルを投げたり、振り回したる演出は定番のレスポンスですよね。
難点はデザインが難しいこと、Tシャツと違ってロゴ一点だとちょっと味気ない感じになってしまいます。
できればプロにデザインを依頼しましょう。
お金がない方は黒字に白文字でシンプルにデザインすると比較的カッコよくまとまります。
お客様にとっては安くない商品なのでなるべくカッコよく作りたいですね!
タオルの製作費は?
ラクスルノベルティ で見積もってみると、
- タイプ:オリジナルフェイスタオル(小ロット・フルカラー印刷対応)
- 色:白
- 印刷:フルカラー印刷
- ロット:30
の場合、請求合計金額(税込)は¥33,891(全国送料無料)とのこと。
1枚単価¥1027となりました。
50ロット以上注文するなら、オリジナルシャーリングフェイスタオル(280匁) も単価が安くなりおすすめです。
⑤トートバッグ
コンビニやスーパーでレジ袋が有料化され、トートバッグの需要が急速に高まっています。
バンドグッズとして考えても、ファンの日常に入り込むチャンスであり、製作単価も安いのでかなり有力候補です。
デザインもTシャツ同様にロゴをあしらうだけで簡単なので、Tシャツと合わせてセットで制作しても良いかもしれません。
トートバッグの製作費は?
ラクスルノベルティ で見積もってみると、
- タイプ:ライトキャンバス スタンダードオリジナルトートバッグ(Lサイズ)
- 色:ナチュラル
- 印刷:シルクスクリーン印刷
- ロット:30
の場合、請求合計金額(税込)は¥31,768(全国送料無料)とのこと。
もっと単価の安い不織布バッグやコットントートバッグもありますので、予算に応じて選んでみて下さい。
⑥缶バッチ
缶バッチも定番アイテムですね。
バンドのジャンルを問わず作れて、非常に単価が安いのが魅力です。
逆に売価が安くなるので儲けにはなりづらいですね。
缶バッチの製作費は?
オリジナルグッズ専門店【ファンクリ】 の「Web deco」という商品を見ると、ひとつ460円からつくれます。
ハート型とかちょっと変わったカタチのものも作れますよ!
⑦写真集
アイドルなんかだと、チェキは貴重な物販になっていますね。
あれはいっしょに写真を撮るという体験を売っているのが大きいですが、写真が重要なバンドグッズになりえることに変わりはありません。
一般に写真集と言うと、人気アーティストしか出せないイメージがありますが、最近では気軽に製本できるサービスがあったり、デジタル画像データを簡単に販売できるサービスも多数登場しています。
デジタルデータなら、何と言っても原価が安く(撮影費のみ)ですから利益になりやすいのがメリットです。
実は気軽に挑戦してよいバンドグッズだと思います。
⑨バンドスコア
バンドスコアもバンドグッズの一種です。
YouTubeでの「歌ってみた」「叩いてみた」動画の興隆もあり、近年は需要が高まっているのではないでしょうか?
製本の他、こちらもデジタルデータで販売できるサービスが登場しています。
関連記事一曲から楽譜をダウンロード販売できるpiaScore楽曲販売。JASRACに登録されている曲の楽譜も販売も可能です
またAmazonなら受注生産型の本を誰でも販売できます。
受注生産なので初期コストが必要ありません。
Amazonのように誰でも気軽に使える販売チャンネルで楽譜を販売できるのは大きな魅力ですので、合わせてチェックしてみて下さい。
関連記事誰でもAmazonで本を出版できる「POD」。初期費用もランニングコストもタダで販売が開始できます
メンバーにちゃんと楽譜が書けるメンバーがいたらこれまた原価0円でバンドグッズの完成です。
⑩パーカー
パーカーは原価が高く、なかなか挑戦しづらいバンドグッズですが、近年特に盛り上がっているヒップホップシーンでは定番のアイテムですよね。
MC、DJならば作りたいグッズです。
パーカーの製作費は?
ラクスルノベルティ の場合で見積もってみると、
- タイプ:8.4オンス ジップアップライトオリジナルパーカー
- 色:ホワイト
- 印刷:シルクスクリーン印刷
- ロット:30
の場合、請求合計金額(税込)は¥90,376(全国送料無料)とのこと。
もう少し単価の安い「8.4オンス フーデッドライトオリジナルパーカー」などもあります。
【その他】ライター、キーホルダー、キャップ…デジタルコンテンツも!
他にも、ライターやキーホルダー、キャップなどがバンドグッズでは定番です。
喫煙者が減る続ける中でライターは需要が減っているかな~と最近感じますね。
バンドグッズにルールはないので、アイディア次第でなんでも売れちゃいます。
perfumeなんかはスニーカーとか売ってましたよね!?
一番びっくりしたのが、自分で育てた野菜を売っているバンドがいましたw
バンドグッズをつくるにあたって個人的には「売価が高く、利益率が高いモノ」がおすすめです。
例えば、100円のステッカーを50枚売っても5000円にしかなりません。
2500円のTシャツなら2枚でOK。
単純に、50人に売るのと、2人に売るのとどちらが簡単でしょうか?
この場合、あんまり売価は関係ないんですよね…。
バンドグッズの場合、売れるかどうかは結局はバンドの魅力に起因するのでバカみたいに高くなければ、ファンの人は購入してくれます。
ならば、しっかり利益になるものを売る方がお互いのメリットになるというモノ。
その意味でこの記事ではTシャツを一番おすすめにさせてもらいました!
また最近ではバンドオリジナルのデジタルコンテンツを作って販売できるサービスも登場してきました。
例えば、誰でもLINEスタンプを作って販売できる「LINEスタンプメーカー」。
デジタルコンテンツなら原価が低く抑えられ、利益を確保できるため挑戦してみる価値はありそうです。
関連記事音楽アーティストは「LINEスタンプメーカー」ですぐに公式LINEスタンプを発売できる!
参考になったらうれしいです。
では、続いておすすめの業者さんを紹介します!
バンドグッズの作り方、おすすめの業者まとめ
バンドグッズの作り方は3つ「一括買取型」「受注生産型」「ハンドメイド」
グッズ製作の方法は大まかに、
- 一括買取型
- 受注生産型
- ハンドメイド
の3つに分かれます。
それぞれの特徴をざっくりまとめると以下のように言えるでしょう。
原価 | デザイン性 | 手間 | 在庫リスク | 主な業者 | |
一括買取型 | 安い | 高い | 中 | 大きい | ラクスルノベルティ など |
受注生産型 | 高い | 低い | 少 | ない | Canvathなど |
ハンドメイド | 安い | 技術しだい | 多 | 少ない | レトロ印刷JAMなど |
それぞれ詳しく解説していきます!
「一括買取型」のグッズ製作会社を使うメリット・デメリット
まず多くのバンドグッズ業者で当たり前の方式が「一括買取型」です。
一括で数個のグッズを発注し、買い取り、バンド側が販売する方式ですね。
このメリットはまとめて製作するので原価が抑えられること。
損益分岐点まで数をさばかないといけませんが、売れば売るほど利益率が大きくなるのが特徴です。
売れる数があらかじめ想定されるなら、一括買取型の業者にお願いしてグッズを製作した方がお得ですね。
また、後述する受注生産やハンドメイドよりも、一括買取型の業者の方が得てしてクオリティの高いグッズを作ることができます。
微妙な色合いや、プリントのズレなど専門業者ならではのディテールで品質の良いグッズに仕上げてくれますね。
デメリットとしてはやはり不良在庫を抱えてしまうリスクがあることです。
売れなければ丸々製作費をドブに捨ててしまうことになりますからね。
一括買取型の業者を使う場合には、需要の見極めが大切になってきます!
その意味では一括買取型ではやはり定番グッズ(Tシャツなど)を作るべきです。
iPhoneケースなど流行り廃りが激しいものは避けるようにしましょう。
一括買取型の業者でおすすめ①「ラクスル」
「一括買取型」では「ラクスルノベルティ 」がおすすめです!
ラクスルは女優ののんさんのCMでもお馴染み。
お馴染みのチラシ印刷で培われたプリント技術と配送スピード。
一部上場企業ならではの安心感がウリです。
今回おすすめしたグッズの中では、
- Tシャツ
- タオル
- トートバッグ
- パーカー
を作ることができます。
業界最安級を謳っており、Tシャツは全てコミコミで1枚単価¥480~(1,000ロット)作ることができます。
小ロット(10枚)でも1枚¥863程度で作れるので、インディーズバンドでも手が出る(かつ販売したら利益が出る)コストでTシャツが作れます。
バンドTシャツを作るなら、ラクスルノベルティ がいちばんおすすめですね。
全国送料無料なので沖縄や離島にお住いの方も安心です。
一括買取型の業者でおすすめ②「ロケットリストバンド」
シリコンのラバーバンドの製作を請け負っている業者です。
業界最安値を謡っており、大手音楽系会社も利用しているようです。
手軽に作れるラバーバンドですが専門でやっている数少ない業者さんですのでおすすめです。
また、一度に限り無料サンプルも注文できるので気になる方は問い合わせてみて下さい。
「受注生産型」の業者を使うメリット・デメリット
対して、「受注生産型」のグッズ製作業者もあります。
受注生産とは、お客様から注文があったときにその都度作成、販売する方式です。
メリットはやはり在庫を抱えなくて良いことですね。
そして材料費もその都度売り上げで相殺されるので、あらかじめ多額の製作費を用意しておく必要がありません。
今、現金がなくてもすぐにバンドグッズの販売ができるのは大きなメリットです。
また、この手のサービスの多くは専門のデザインソフト(フォトショップやイラストレーター)が使えない人でもブラウザ上で簡単にデザインできるサービスを展開しているのがメリットです。
デメリットは利益が少なくなることですね。
またデザイン性もとぼしく、細かなデザインはできないことが多いです。
受注生産型でおすすめサービスまとめ
受注生産型のサービスは、長くなったのでこちらの記事でまとめてあります。
主要3社の特徴をまとめて、それぞれどういった人におすすめかを解説しています。
関連記事受注生産でオリジナルグッズを作れる業者3社を比較!Canvath、Suzuri、pixiv factoryあなたにおすすめは!?
「ハンドメイド」でバングッズをつくるメリット・デメリット
グッズを手作りすることも選択肢の1つに入ってきます。
ハンドメイドは原価を抑えつつ、在庫を最小限に調整できるのがメリットです。
また、センスのある人ならこの世に2つとないオリジナルのグッズを作ることができます!
きっとファンに喜ばれるグッズになるでしょう。
デメリットは圧倒的に手間と時間がかかること。
Tシャツのプリントなどはちょっとコツもあり、失敗することもありますね…。
ステッカーなどでしたら、家庭用のパソコンとプリンターで簡単に作れる用紙が売っていますよ!
手作りでバンドグッズを作る時に使える「レトロ印刷」
大阪の印刷会社「レトロ印刷」さんが 、Tシャツなどのプリントを自分でできるワークスペースを展開しています。
現在は、
- 大阪のレトロ印刷JAM
- 東京のSURUTOCO
の2か所があります。
製作キットがレンタルできたり、材料をその場で購入できますよ。
こちらの記事が詳しく解説してくれているので、ぜひご覧ください。
⇒レトロ印刷JAMのシルクスクリーンの作業場「SURUTOCO」が東京・品川にOPEN!
レトロ印刷の公式サイトはこちらです。
バンドグッズを作る前に、「バンドロゴ」持ってますか?
さて、ここまで様々なバンドグッズや業者さんを紹介してきましたが、バンドグッズを作るにあたって欠かせないものがあります。
そう、それはバンドロゴです!
バンドロゴひとつあれば、いろんなグッズに使えてとても便利ですよ。
こちらのバンドロゴの作り方を紹介した記事も合わせてご覧ください。
またアーティスト写真素材をつかったグッズを作りたい方はこちらの記事をご覧ください。
カッコいい写真をゲットするための方法をまとめました。
関連記事ミュージシャンのアーティスト写真(宣伝材料写真)の撮り方。便利なアプリやサービスも紹介
【まとめ】作ったら売ってみよう!
以上、「人気の物販、バンドグッズとおすすめの製作業者」でした!
参考になったらうれしいです。
なにせお金のかかることですので、後悔しないようにカッコいいグッズを作ってくださいね!
いざ、グッズが出来上がったらしっかり売っていきましょう。
バンドグッズの販売場所は「ライブ物販」か「通販」ですが、通販サイトを作るにはBASEというサービスがおすすめです。
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