「よ~し!いよいよライブやるぞ~!!!」
メンバーが集まり、バンドを結成して数カ月。
オリジナル曲やカバー曲もしっかり練習したのでいよいよライブがやりたい!
この記事ではそんな初心者バンドマンのためのライブ活動の始め方をご紹介します!
ぼくはもうバンドマンになって10年以上。
ライブも数えきれないくらいやっています。
「ライブ」というと、バンドマンならライブハウスでのライブを思い浮かべると思います。
以下ではそれぞれの場所でのライブの始め方をご紹介していきます。
ライブハウス
まずはやっぱりライブハウス!
新人ロックバンドがライブハウスに出演する場合、
- 夜のブッキングライブ(通常ライブ)
- 昼のオーディションライブ
から始まるのが普通です。
どちらになるかはライブハウスでそれぞれですが、昼のオーディションライブを開催している代表的なライブハウスは下北沢SHELTERや下北沢CLUB QUEなどです。
オーディションに合格してはれて夜のライブに出演できるというシステムですね。
もちろん、いきなり夜のライブに出演できるライブハウスもたくさんあります。
その場合は4~6バンドが集められ、それぞれ持ち時間の中で演奏する日にブッキングされるはずです。
これが通常のブッキングライブですね。
いづれにしても1バンドあたり持ち時間が20~30分くらいになります。
ちなみにライブハウスでは「ハコ貸し」といって、バンドの自主企画ライブやワンマンライブをする際に一定額でライブハウスを貸すシステムがあります。
ですが、いきなり自主企画ライブをやるのは大変ですし、ライブハウスによっては実績や信頼のないバンドマンにはそもそも貸してくれいところもあります。
まずはブッキングライブかオーディションライブに挑戦しましょう。
ライブハウスでライブをするメリット
- 本格的
- 音が良い
何より本格的なライブができるのがライブハウスのメリットです。
PAさんや照明さん、日々バンドマンをカッコよくしようと頑張っている人たちのサポートを受けながら、バンドマンはライブに挑むことができます。
ライブハウスでライブをするデメリット
- ノルマがある
昼のオーディションライブにしても夜のブッキングライブにしても、集客ノルマがある場合がほとんどです。
おおよそ¥1500×20枚=¥30000くらいが相場になっています。
ノルマ以上集客できなかった分はバンド側でチケット代を負担します。
さらに機材費がだいたい¥2000ほど必要です。
集客できないライブを続けてしまうとバンド活動の大きな負担になってしまいます。
ライブのペースや宣伝戦略を練りながらライブハウスに挑みましょう!
ライブハウスへの連絡のとり方、当日のスケジュール例、おすすめのライブハウスなどはこちらの記事にまとめてあります。
ライブハウスでバリバリライブがしたい人は読んでおいてください。
関連記事ライブハウスに出たい?初ライブで準備するものや手順などを現役バンドマンが解説
スタジオライブ
広めのスタジオを借りてライブをすることもできます。
都内だと30畳以上の部屋があるスタジオも多く、1時間単位でレンタルすることができるためライブハウスよりも気軽にライブを行うことができます。
またバンド形態でなくアコースティックデュオやソロシンガーの場合、さらにハードルは低くなるでしょう。
ただしPAエンジニア、照明、受付などのスタッフをバンドマン自ら用意する必要があります。
スタジオのレンタル代はライブハウスのそれより安いですが、人件費がかさむのには注意が必要です。
詳しくはこちらの記事もご覧ください。
関連記事スタジオライブのやり方。ライブができるスタジオまとめ
路上ライブ
路上ライブは場合によっては非常に安価にライブができるのがメリットです。
なんせ路上ですから、許可さえとれればOKです。
もちろん目の前に何人もの人がいるわけですから、宣伝効果も非常に高いですね。
ただ残念ながら東京都内で路上ライブが気軽にできる場所はそう多くはありません。
ゲリラ的にライブをやっている人も実は多いです。
また機材や楽器の運搬やセッティングなど面倒な部分が多いのもデメリットでしょう。
都内で路上ライブができる場所や成功のヒケツについてはこちらの記事もご覧ください。
関連記事路上ライブの許可がとれる場所や方法を紹介。必要な機材やファンを増やす効果的な方法も!
公共施設(公民館)ライブ
意外なところだと地域の公民館でのライブです。
若い人にはあまり馴染みがないかもしれませんが、実は多くの社会人が地域の音楽サークルなどに所属して公民館で音楽ライブを開催しています。
何と言っても公共施設ですから、レンタル代が安いのがメリットです。
またクオリティの高い機材が常設してある施設もあったりするので、自分の住んでいる地域で音楽ができる施設を探す価値は大いにあります。(練習にも使えたりしますよ)
デメリットは公に営利目的でのライブができないこと。
ただし営利目的の定義はあいまいで、うまく運営費を稼ぐ団体もいるそうです。
詳細はこちらの記事をご覧ください。
関連記事公民館の「営利目的」の定義とは?営利NGでも音楽ライブをやった事例
【中級者】バンドの自主企画ライブをやってみよう
ライブに慣れてくると、ライブハウスや公民館、スタジオを自分たちで借りてバンドの「自主企画」をやる、というのがバンド活動の大きな流れとしてあります。
バンドメンバーが自ら、
- 出演して欲しいバンドをブッキング
- イベントタイトルやチケット代を設定
- その他、様々な演出
を準備していきます。
実際、自主企画は大変なものですがすごく実りのあることです。
なにより楽しいですよ!
おもしろい自主企画を考え、成功させるアイディアをまとめました。
ライブ活動に慣れてきたらぜひ参考にしてみて下さい。
関連記事おもしろいライブイベントの企画をつくる方法を考えてみた
【発展】ライブツアーに行こう
初心者の方にはまだ早いかもしれませんが、ゆくゆくは地方にライブ遠征に出たり「ライブツアー」をやりたいですよね。
ツアーを便利にするアイディアを関連記事でまとめてありますのでぜひご覧ください。
関連記事【ロックバンド】ライブツアーをやる方法。成功のヒケツ
【番外】弾き語りなら「オープンマイク」もアリ
またバンド形態でない弾き語りのシンガーソングライターだとオープンマイクというライブ形態があります。
オープンマイクとは主にライブバーで開催されるもので、その日入店した人が順番を決めて誰でも自由に歌うことができる日です。
バンドでも例えばボーカルの人が腕試しにオープンマイクに挑戦するなんて言うのはとても有意義です。
詳しくはこちらのサイトで詳しく解説してくれているので参照してください。
関連サイトオープンマイクとは?初心者向けにルールや流れ、東京で開催しているライブハウスを解説
活動の目的に合わせてライブを行おう!
以上、ライブをやる方法をご紹介しました!
それぞれの関連記事で詳しく解説しているのでぜひ読んでみて欲しいと思います。
これらの選択肢の中から、自分たちのバンドの目的に合わせて選んでいきましょう。
趣味のライブを年に一回でも楽しみたいならスタジオライブや公民館ライブで良いかもしれません。
がっつりインディーズシーンで輝きたいというバンドは路上ライブで人気を高めて、ライブハウスで勝負するなんてことが考えられるでしょう。
またライブを成功させるためには宣伝活動が欠かせません。
「バン活!」では自分たちでできるSNSを使った宣伝や、少額で使える広告などを紹介しています。
ぜひ「音楽活動の宣伝カテゴリー」を読んで勉強してみて下さい!
以上、「ライブ活動の始め方」という話題でした!
参考になったらうれしいです。