どうも、星川(@Soh_RundabanSP)です。
2017年の6月に2年続けていたヘイシーズというロックバンドを活動休止。
最後にステージにたったのは友人のヘルプでその年の12月でした。
あれからもう1年かぁ…。
10年ぐらいバンド活動をずっと続けてきて1年もステージに上がらない生活は久しぶりです。
そんなわけで「バンド辞めた感想」をちょっと書いてみようと思います。
今まさに「あ~、バンド辞めようかな~」と思っているあなたに伝えたいですね。
バンド辞めたメリット:お金が増えた
やっぱメリットはコレですよね!
とにかくバンドってのはお金がかかります。
バンド活動費はメンバーひとり2万円/月でやってました。
これでスタジオ代や毎月のライブのノルマ代などをまかなう感じ。
ところがそれだけじゃ足りないことが多々あるわけです。
まず最たるものがレコーディング。
メンバーにミックスできる人間がいたので、セルフレコーディングで頑張ってましたがそれでもやっぱり1人2万円では足りなくなる。
で、レコーディングすると「CD作ろう!」となるわけです。
ジャケットデザインはこれまたメンバーで自作するにせよプレス代がかかりますね。
さらにさらに、CD作ったら「ツアーしようぜ!」ってなるのでツアーにかかる交通費、宿泊代などが必要になってくる。。。
と、まぁ”まともに”バンド活動やろうと思うと費用は青天井にかかってくるわけですね。
その他、友人のライブを見に行ったり、打ち上げに参加したりといったお金も合わせると、「バンド」関連の出費は多い年で年間で50万円以上だったと思います。
ん~、多いですね(笑)
もっと言うと、当時フリーターでしたからね。
年収150万円くらいの(笑)
そりゃ、全然お金ないですよね。
バンドを辞めるとその出費がゴッソリなくなります。
「あれ?今月ずいぶん余裕あるな!?」
そんな月も増えてきます。
逆にお金の使い方がわからない(笑)
バンド辞めたメリット:時間が増えた
バンド練習はだいたい週に2、3回。
夜10時から下北沢で。
そして月に2、3回のライブもコンスタントにやっていました。
その時は気づかなかったのですが、今考えると忙しかった!
8時~17時までバイト。
21時まで食事や用事をすませ、できれば仮眠。
22時~練習。
25時に帰宅してだいたい寝るのは26時くらい?
そして朝からまたバイトです。
若さのなせるワザだったなぁ…。
そんな忙しさから解放されると、まず全然風邪を引かなくなります(笑)
バンドを辞めてできた時間は自分の仕事に費やしていきました。
結果、今では文筆業として生計を立てられているので、そのことはホントに良かったと思います。
フリーターとバンド活動を東京でやるとどうしてもベタな「貧困スパイラル」に陥ってしまうんですよね。
バイトする→忙しい→バイトする→忙しい…が続いていっこうに経済的余裕が生まれない負のループ。
バンドを辞めたことでそこから抜け出すきっかけを作れたのは良かった。(なお別に今でもお金持ちになってはいない模様)
バンド辞めたデメリット:ヒマすぎた
「バンド辞めたいな~」って思ってるみんな!
ちょっと待って。ぼくは辞めてちょっと後悔してるよ~。
— 星川崇(バン活!編集長) (@Soh_RundabanSP) 2018年11月3日
もちろん、良いことばかりじゃなくて後悔してることもあります。
バンド辞めたことによって余裕はできました。
で、ですよ!?
その余裕。
何に使うねん?って話です。
ぼくは結局、余裕ができたらできたで「バンドに使いたいな~」思ってるんですよね(笑)
むしろそのためにフリーターからフリーランスになったっていうこともありますし。
とは言え、バンドっていうのはメンバーあってのことなので、自分だけやりたいと思ってなかなかすぐ始められない。
結果、今けっこうヒマなんですよね~(笑)
バンドは集団ですから、一度辞めるとなかなか再開できないことは今辞めようか悩んでいる人に伝えたいですね。
バンド辞めたデメリット:コミュニティロスになった
友達がいねぇ!(笑)
いや、そんなに友達が必要なタイプの人間でもないんですが、にしても少なすぎというか。
バンドやっているとメンバーだけでなく、バンド仲間もできるのですごく友達が増えます。
バンド仲間のライブに行くことはしばしばあるのですが、やっぱり自分でライブして対バンして、そんな時間を共にするのに比べたら、コミュニケーションの深さは比べ物にならないかなと。
「誰かと一緒に何かをつくる」ということのおもしろさは他になかなか味わえません。
メンバーとなら楽曲、バンド仲間ならイベントとか。
毎日が文化祭のような感覚?
一言でいえば「青春」をいつまでも味わえるのがバンドの醍醐味だなぁと辞めてみてひしひしと感じます。
まとめ:バンドを辞めないで、続ける選択肢を持とう!
今考えると、
- レコーディング
- CDリリース
- ツアー
という既存の活動パターンに無理やりはめ込めたのがバンド解散の直接的原因だったように思います。(ヘイシーズの前のバンドの話)
わかりやすい成功をおさめるバンドなんてごくわずかです。
自分たちのスケールにあったやり方がホントはあったはずなんですが、当時はなぜかそれを選ぶことができなかったんですね。
それは知識や経験不足だったからでしょう。
バンドっていうのはやっぱり魅力がありますよ。
ぼくはちゃんと後悔してます(笑)
そしてその後悔がこのブログ「バン活!」で自分の経験や知識をみんなにシェアする大きな理由です。
だから、ぜひ「辞めようかな~?」と思っているあなたにはなるべく辞めないで、続けられそうな「新しい活動スタイル」を見つけてほしいと思います。
目下、バン活!ならこのあたりの記事を読んでもらえればきっと何かしらのヒントになると思います。
関連記事【実例】音楽活動と仕事を両立させる具体的な方法!仕事しながらバンドマン
後悔というのは人生に深みも与えますが、うっすらと残り続けるのもなんとも気持ち悪いものです。
ぜひ後悔のない音楽人生を歩んでください!
以上「バンドを辞めたメリット、デメリット」という話題でした。
参考になったらうれしいです。