さて、ここまでFacebook、Googleアドワーズ、ココナラを使いかなりの人数に自分の音楽をアピールできました。
「ここにきてフライヤー!?もうやってるよ!」と思ったかもしれませんが、今一度フライヤーの意味と有効な使い方を考えてみましょう。
せっかくやるなら効果的に!
フライヤーでライブハウスに存在感を(予算¥5000)
ネット全盛のこの時代に、ライブハウスの折込フライヤーって意味あるんでしょうか?
まずはフライヤーを作る前に、その意味をもう一度よく考えて見ましょう
①フライヤーは属性を絞れる
ネット広告の強さとは「属性を絞れる」ことだと言います。
つまり「音楽好きに音楽を届ける」ことが容易になったということです。
では、そういった意味でライブハウスに折り込んでもらうフライヤーとはどうでしょう?
正にドンピシャ。
一番ライブに来て欲しい。
音楽を聴いて欲しい「属性に絞られている」と思いませんか?
フライヤーを受け取った人は自分たちがライブをする場所に既に来たことがある人、です。
一度でもライブハウスに来た人なら「初めて」の心理的ハードルはなく、足を運びやすいのは当然。
より気軽にライブに親しんでいる人である可能性が高い。この人たちにファンになってもらったら・・・。
ライブに通ってくれるかもしれませんよね。
②フライヤーは直接手渡せる
ライブハウスの店長やマネージャーに「気軽に顔を出しに来てよ!」なんて言われたことはありませんか?
ライブハウスによっては個人のキャラクターやハコに対するコミットの具合でチャンスを与えるかどうかを判断する人もいます。
そもそもライブハウスとは日夜「音楽好き」が集まる場所。
このコミュニティを利用しない手はないでしょう。
フライヤーはそこでしっかり自分が存在しているんだという証でもあります。
また、通う口実にもなりますし、もっと誤解を恐れずに言えば「頑張ってるアピール」になるでしょう 笑
③ネットとリアルを繋ぐのは「紙媒体」
当たり前ですが、URLなどを口頭で説明しても面倒ですよね。
「バン活!」ではロックバンドがネット上で多様なコンテンツを持つことを薦めてきました。
その「ネット上のコンテンツ」にリアルの場から誘導するには紙媒体、つまりフライヤーが欠かせません。
ライブとは言うまでもなくリアルの場。
そことネットとの往来を容易にするのがフライヤーです。
どんな折込フライヤーにすべき?
さて、フライヤーの意味①~③をふまえた上で、どんなフライヤーにすべきでしょう?
ここで、「広告のゴール」を思い出してください。
広告をする意味は「コミュニティに参加してもらう」ことでしたね。
「ライブに来てもらう」ことではありませんでした。
広告の基本に「1つの告知に1つのメッセージ」ということがあります。
フライヤーの中にごちゃごちゃと「ライブ来て!」「ホームページ見て!」「ツイッターフォローして!」などと書かないことです。
なので、今回作成するフライヤーには「MVを見てください!」というのを唯一のメッセージとしたフライヤーにしましょう。具体的には
- キャッチフレーズ
- 写真
- Biography
- 分かりやすい実績やジャンル、音楽の説明。例えは「自主企画100人動員ソールドアウト!」「フジロック出演!」のような。
- YouTubeのミュージックビデオ試聴の訴求。
を記載しましょう。
レイアウト例
デザインツールはCanvaをオススメします。
無料で使えるツールでテンプレートも充実していますよ。
関連記事CDジャケットにチラシ、SoundCloudバナーも…「Canva」でアーティストのビジュアルデザインが完結できる
デザインセンスに自信がない人は潔く外注しましょうw
外注サービスはもっぱらココナラをおすすめしています。
いわゆるクラウドソーシングサービスの中ではもっとも気軽で単価500円~様々な仕事を依頼することができます。
もちろんチラシ・フライヤーデザインをやってくれる人もたくさんいますよ!
会員登録は無料ですのでぜひ気軽に使ってみて下さい。
印刷しよう
一般的にフライヤー印刷とはコート紙になるため専門の印刷会社にお願いします。今回は有名なラクスルで見積もってみます。
納期に余裕を持つと安くなりますのでオススメです。
サイズB5、片面フルカラー、一番の納期に余裕をもってお願いすると3000部で¥4,890です。
あとは懇意にしてるライブハウスに折込をお願いすればオーケー。
あとは置いてもらう場所ですが、懇意にしてるライブハウスやスタジオはもちろん、街中でも探してみましょう。
意外と近くに張ってくもらえる場所があるかもしれません。
関連記事:知ってる?下北沢(シモキタ)で誰でも無料、無許可でポスターが貼れる場所
さて、これにて全予算¥30000を使い切りました。
Facebook、アドワーズ、ココナラ、フライヤー、合計で約30万人に宣伝したことになります。
どうでしょう?
ただ払ってしまったあのノルマ代¥30000を後悔してもらえたでしょうか?
1つの選択肢としてぜひ有料での広告も考えてみて下さいね。