ベンジーこと浅井健一さんの大ファンでして今日はどれくらい好きかというのをベンジーが以前やっていたバンド「JUDE」を語ってみたいと思います。
JUDEとは?
浅井健一4つ目のバンド
浅井健一さんと言えば元ブランキージェットシティのギターボーカルでして日本の音楽界に与えた影響は計り知れないわけです。
ブランキー解散以後、シャーベッツ、AJICOなどのバンドを経てJUDEが結成されました。
メンバーはギターボーカル浅井健一、ベース渡辺圭一、ドラムは椎野恭一、池端潤二、城戸広志がつとめました。
合計5枚のアルバムをリリースしています。
音楽性としてはベンジーの全バンドのなかでも激しく、ライブでも盛り上がりやすい楽曲がそろっています。
今回、注目したいのはその歌詞世界。
世界を旅する無限の歌詞
JUDEのスタートは浅井健一名義でリリースされた「DEVIL」というシングルなわけですが、その次のシングル「シルベット」がJUDEの歌詞世界の大きなテーマである「旅」を物語っています。
心はずっとこのまま 旅の途中さ
そこからJUDEの旅はどこまでも広がっていきます。
「Charming Bloody Tuesday」では家出したり、海へ行ったり、レストランでバイトしたり。
海賊と宴会したり、戦場、「白雪姫」での壊れ行く世界。 「DIRTY ANIMAL」は廃墟のイメージ。
「Highway Child」は心が奪われるほどの星空。
恋人との海水浴。
隣町へナンパへ行ったりと。
深海10000mから上空何万メートルまで一気に駆け抜けます。「ZHIVAGO」では深海から宇宙の果てまで。
「Electric Rainbow」では楽曲の疾走感も相まって、駆け抜ける町の風景。
やがて旅は終着点へ。
色々な場所を旅した「JUDE」はやがてある場所にたどり着きます。
それがラストシングルとなった「shampoo」です。
僕は君と生きているんだ たったそれだけのことなんだ
けなげな話なんだよね でもそれで十分みたいさ
あてない旅の終着点とは「愛する人との何気ない毎日」でした。そして、楽曲の最後はこう結ばれています。
すばらしい人生って 本当は世界中どこにも存在していないのかな?
これがJUDEの最後の言葉になりました。
「シルベット」そして全てのアルバムと関連付けて詠み込むと尚いっそうの感動があります。
最後に
「旅」は楽しいですよね。
特に男(もとい男の子)はずっと憧れをもっています。
でも、それは逆説的に「日常の大切さ」を問うことでもあります。
JUDEは一見、相反するような「旅の楽しさ」と「日常の大切さ」を教えてくれます。
さて、ここまで浅井健一さんのJUDEの歌詞について書いてきましたが、同じく日本最高の詩人、谷川俊太郎さんの詩を引用しまして結びとしたいと思います。
旅、それは長い帰り道
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