スティックを選び方で上達のスピードが変わる!
じつはぼくはドラムを始めたころ、なんとなくフィーリングでスティックを選んでしまって苦労したんです。
皆さんには同じ過ちを犯して欲しくないのでブログでぼくの経験と知識を共有しておきますねw
この記事では初心者が技術を身につけやすいスティックを選ぶポイントと、おすすめのスティックを紹介します!
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初心者がドラムスティックを選ぶポイントは3つ!
チェックポイント①『軽すぎない』ものを選ぼう
最初のうちは練習しているとマメができたり、筋肉を傷めたりすることが多いのでついつい楽そうな軽いスティックを選びがちです。
しかし、基礎練習の意義の1つにスティックの「リバウンド」をコントロールするということがあります。
マメができたりするのはスティックの重さでなくて力を入れすぎてリバウンドをコントロールできていないから、なのですね。
あまりに軽いスティックだとリバウンド力が弱いので最初のうちはコツを掴むのに苦労します。
平均以上に重いものを使う必要はありませんが、軽すぎるものには注意してください。
ぼくの感覚的には少なくとも45g以上のものが良いと思います。
ぼくは自宅で練習パッドで練習するときなど、あえて本番より少し重めのスティックを使ったりします。
すると本番でスティックが軽く感じるので気分よく演奏できるというわけですw
ちなみにドラムの基礎練習とはこんな感じのやつですね。
チェックポイント②材質はヒッコリーを選ぼう
スティックの材質は主に
- ヒッコリー
- メイプル
- オーク
があります。
材質によって音色が違います。
ジャズドラマーならメイプルをよく使いますし、激しく固い音が欲しいならオークですが、初心者のうちはなかなかジャンルや楽曲によってスティックを使い分けるセンスが育っていません。
なので最初は最も汎用性の高いヒッコリーを選ぶのがベターです。
ヒッコリーはジャンル問わず広く使われる材質ですよ。
チェックポイント④チップの方は丸型を選ぼう
ドラムの先端部分をチップと言います。
チップには、
- 粒立ちがよく安定した音が出せる「丸型」
- 多彩な音色を表現できる「ティアドロップ型」
- 音量を稼ぎやすい「俵型」
- 繊細な音を表現できる「三角型」
があります。
またチップレス(チップがないタイプ)やナイロンチップなどもありますね。
ドラムは「音量」「音色」が一曲を通して安定しているのが良いドラムとされます。
そうなるとやはり安定感が一番ある「丸型」が初心者には一番おすすめです。
ついでティアドロップ型が初心者むけですね。
では基本がわかったところで、続いて具体的に初心者におすすめのドラムスティックをご紹介します!
具体的にはこのドラムスティックがおすすめ
ベタ中のベタ!Pearl 110HC
おそらく楽器屋さんで初心者におすすめのスティックを聞いてもかなり高い確率でこちらがおすすめされると思います。
ドラムメーカーでは中心的存在のPearlにおいて長年愛されているスティックです。
標準的な重さ、ヒッコリー、丸型チップと上記の条件を全て満たしております。
「どれを買って良いかわからない!」という方はこのスティックにしておきましょう。
個人的におすすめ中村達也シグネチャーモデル「Gretsch / GR-TN102N 」
日本を代表するドラマーである中村達也さん。
今更説明はいらないかもしれませんが元ブランキージェットシティのメンバーで、現在は様々なユニットに参加しながら斉藤和義さんとのバンド「Mannish Boys」などで活躍されています。
老舗ドラムメーカーのグレッチと契約して、数年前に中村達也さんのシグネチャ―モデルのスティックが発売されました。
ぼくはそれまでライブでも色んなスティックを併用していたのですが、現在ではもっぱらこのスティックを使っています。
自分のライブ音源を聞いて衝撃を受けたんです…。
Gretsch / GR-TN102N を使った曲だけ圧倒的に音がイイのですよ。
スティックを選ぶポイントとしてよく「叩きやすさ」を考えてしまいますが、一番大切なのは音色。
このスティックちょっとお値段は高いのですが、スティックって¥1000こえると劇的に音がよくなる気がしますw
もちろん操作性もバツグンで叩きやすいです。
中村達也さんって外人顔負けのパワーの持ち主ですがこのスティックは標準的な重さ。
ぼくは店頭で計測して47グラムぐらいのを買っています。
標準的な太さ、重さで初心者や女性にもおすすめできるスティックです。
ただ注意点として、けっこう重さは個体差がありますw
45グラム~54グラムぐらいまであるので通販で買う際は注意してください。
なるべく店頭で買うのがおすすめですね。
楽器屋さんの店頭でドラムスティックを買うときの注意点!
重さを必ずは計ろう
たいがいの楽器屋さんにはスティック売り場にがはかりが置いてあるので、一本ずつスティックの重さを計っておきましょう。
前述のとおり、同じ品番のスティックでも重さに違うのはよくあることです。
メーカーによってはその差異が大きいものもあります。
ですから、必ず計測して右手用も左手用も変わらない重さで買ってくださいね。
できれば誤差3グラム以内にはおさえたいですね。
ぼくの実感では両手で5グラム以上違うとだいぶフィーリングが違ってきます。
楽器店では自分でペアを入れ替えても大丈夫です。
少なくともぼくは怒られたことありませんよw
重心をチェックしよう
スティックを転がしてみて、きれいに転がるかチェックしてみて下さい。
重心がずれたスティックだと変な転がり方をするんですよ。
もっとも不良品のようなスティックはそう多くないのでコレは念のためといった感じでしょうか。
スティック売り場には試奏用の練習パッドが置いてあることも多いので、少し叩いてみて違和感を感じたら違う個体を選んでみると良いと思います。
ただ購入前の商品なので、汚したり傷つけないように注意してくださいね!
ちなみに地方に在住で、「楽器屋が近くない!通販で買いたい」という方もいますよね?
通販でドラムスティックを買う時は、なるべく「まとめ買い」をするようにしましょう。
個体差があっても、両手でバランスが取れていればおおかた問題はありません。
重いモノは重いモノ同士で、軽いモノは軽いモノ同士で、多くのペアを作れるように一度にたくさん買っておくのがおすすめです。
楽器通販はAmazon、楽天市場などもありますが、やはりサウンドハウスがミュージシャン御用達で人気があります。
通販で購入を考えている方は利用してみて下さい。
以上「初心者のためのドラムスティックの選び方。おすすめも紹介!」でした。
参考になったらうれしいです。
ドラムをしまうスティックケースをお探しの方はこちらの記事もどうぞ!