ぼく普段はバンドでドラマーで、作曲はあまりしませんが、そんなぼくでも2分で曲がつくれました!
ごめんなさい(笑)正確に言うと「Amper Music」という作曲ツールが自動作曲してくれたんです!
自動作曲ツール「Amper Music」とは?
Amper Musicは簡単な設定をするだけで自動で作曲をしてくれるツールです。
ドリュー・シルバースタイン氏ら作曲家3名がニューヨークで2015年に創設しました。
現在はベータ版でのリリースされています。
なんと無料で使えるんですよ!
使ってみたら意外と簡単だったので、ザックリと使い方をご紹介します。
Amper Musicの使い方
まずはログイン。
作曲は
- おおまなジャンル・雰囲気を決める
- どの楽器(バンド形体)を使うか決める
- BPM(テンポ)を決める
- 曲の長さを決める
という4ステップで完成しちゃいます。
まずは曲のジャンルを、
- Classic Rock
- Modern Folk
- 90’ Pop
- Cinematic
から選びます。
次に曲調を選びます。
これは先に選んだジャンルによって様々ですね。
とりあえずExcitingをチョイス。
次に楽器を選びます。
これもタイプから半自動で選べますよ。
続いて、BPMと曲の長さを選んで「Render」をクリックすれば完成!
アっと言う間ですよね。
楽曲の再生画面の右のアイコンをクリックすると音源をダウンロードすることができます!
mp3かwavかを選べます。
Proモードでさらに完成度アップ!
こちらは「simpleモード」の手順でして、「Pro」モードだとさらに細かい設定もできます!
エレキギターだけでも5種類選べたり。
DTMer/作曲家の人などはProモードを触ってみると参考になりそうですよ。
Amper Musicで職業作曲家は死ぬのか?
さてこういった自動作曲ツール。
当たり前ですが、人間が作るより圧倒的に早いスピードで楽曲を制作することができます。
直接的に競合となるのはBGMなどを企業やクリエイターに提供している職業作曲家の人たちになるでしょう。
しかし、実際に触ってみて現段階では作曲家の仕事を後押しするツールとして機能するように思います。
以下、フリーでプロの作曲家DTMerとして活躍するこおろぎさんの見解も参考に。
これクソやばい。そのままでも初心者DTMerよりいいものができるし、普通にたたき台として使える。やばい。 >人工知能が著作権フリーのオリジナル音楽を自動生成する「Amper Music」 | Techable(テッカブル) https://t.co/a6zbDlQWQx
— こおろぎ (@Kohrogi34) 2017年3月6日
ポップはそうでもないけど、シネマティックはけっこうそれっぽくなる。
— こおろぎ (@Kohrogi34) 2017年3月6日
ゲームとか映像とか、自分の求めている雰囲気に近いものをクライアントが自動作曲で作って、それをいい感じに仕上げる仕事やりますね。
— こおろぎ (@Kohrogi34) 2017年3月6日
自動作曲も人間を追い抜いたら面白いけどなあ。囲碁みたいに「どんな理屈か全然わかんないけど今まで聴いたことがないくらい気持ちいい音」とか出てきてほしい。
— こおろぎ (@Kohrogi34) 2017年3月6日
Amper Music触れば触るほどすごい。楽器もいろいろ調節できる。これから作曲家になりたい人がここから入ってくる可能性もあるし、DAWにも統合してほしい。 pic.twitter.com/R6imod6T2z
— こおろぎ (@Kohrogi34) 2017年3月6日
作曲能力としてはそこまで高くないんだけど、「なんだかそれっぽい雰囲気になる」という点でいままでのものと差がついている
— こおろぎ (@Kohrogi34) 2017年3月6日
Amper Musicでエピック系を出力したものを脚色してかっこよくしようと思ったらパーカッションの使い方とか普通に勉強になってしまった…
— こおろぎ (@Kohrogi34) 2017年3月6日
ベータ版だからかもしれませんが、Amper Musicで作った楽曲は「営利目的禁止」のようですねぇ…。
個人のホームビデオにBGMをつける、みたいな使い方しかできない模様。
Amper Musicで楽曲を大量生産⇒オーディオストックで大儲け!とかはできないですね!(笑)
営利目的はだめっぽい。>”ユーザー所有権。本契約の条件に従い、Amper Musicは、非独占的でロイヤルティフリーで個人的かつ非営利的なライセンスを付与し、複製、表示、頒布、変更する権利を有するものとします。 )” https://t.co/RzmrJ17sPK
— こおろぎ (@Kohrogi34) 2017年3月6日
もちろん今後、楽曲のクオリティが向上することは必然ですし、有料プランなどで楽曲の権利を購入できるようになるかもしれません。
自動作曲系のツールは他にも出てきています。
いずれにしても職業として作曲をやっていきたい人はチェックしておくべきツールです。