5月27日まで新宿のビームスジャパンで開催中の個展「宇宙の匂い」に行ってきました!
敬愛するベンジーこと浅井健一さんの個展です。
残念ながら展示物は撮影NGということでしたが、同時発売の本『宇宙の匂い』を買ってきましたよ!
ベンジーはいくつかの本を刊行していますが絵本が多かったですよね。
今回は、
- 詩
- 小説
- 日記
がまとめられた本格的な本って感じの作品になっています。
ベンジーの本『宇宙の匂い』を読んだ感想
ぼくが一番面白いと思ったは「日記」の部分ですね。
そもそもベンジーがインタビュー以外で自分の言葉で何かを語るのってすごく珍しくないですか!?
2017年1月から12月までの日記が断片的に綴られています。
ベンジーは「〇〇だとか」と言ったハナシ言葉の言い回しを普通に歌詞の中でも使うので、こういった普通の文章もまるで歌詞のように思えてくる。
日記の内容はプライベートのことから、音楽のこと、社会のこと、これからのこと…。
何やらちょっと飲みすぎなようでファンとしては心配しましたよ(笑)
新譜の「sugar」はヘルシーな感じの歌が多かったのでちょっと意外だったかも。
歌詞は膨大なベンジーのキャリアの中から厳選されて150ほどが掲載されています。
一部の歌詞にはベンジーのイラスト付き。
ファンはベンジーの音楽を聴くと必ず「画」を想像すると思うんですよ。
すごく絵画的で映画的な音楽だから。
詩に添えられたイラストがぼくが想像した「画」をより鮮明にしたような感じで見ていて楽しかった。
豪華な装丁
普段はKindleで本を買うことも多くなり、めっきりハードカバーの本を買わなくなりました。
でも『宇宙の匂い』はがっつりハードカバーで重厚感のある装丁です。
ベンジーの本を個展で買いました!
久しぶりにしっかりしたハードカバーの本買った。 pic.twitter.com/hGJHA4qB1z— 星川崇@バン活! (@Soh_RundabanSP) 2018年5月3日
青いハードカバーは今回の個展のみで買える限定仕様!
ハードカバーを外すとこんな感じになっています。
さらにカバーを外すと中は緑の背表紙です。
う~ん、豪華!
『宇宙の匂い』を読むと時間が止まる
みなさんは「ハードカバーの本で詩を詠む」なんてことを普段やったりするでしょうか?
きっと多くの人がそんな経験はないと思います。
ぼくは普段使っているKindleはvoyageっていうヤツを使っているんですが、ソレはページ読み込みボタンがあるんですよ。
画面をスワイプする必要がなく、片手でどんどんページをめくっていけるんですね。
結果、すっごく早く本を読むことができるんです。
対して「宇宙の匂い」は重厚感のある装丁に歌詞一つに1ページないし2ページの「空間」を贅沢に使っています。
すると自分でもびっくりするくらいゆっくりと活字を感じられるのです。
単に「情報を摂取している」というより、それこそ映画をみているような…。
シャーベッツのJOLENEという歌の歌詞にこんな一節があります。
乗り遅れるなよ 情報の海に 朝から晩まで指先はじいて
御多分もれず、ぼくもいつも情報の海にさらされています。(それでなくてもブロガーなので…)
凄まじいスピードで進化する世の中、あふれる情報。
ついつい自分を見失いがちになってしまいます。
今回『宇宙の匂い』を読んでみて、普段の情報スピードとのギャップから、本を読んでいる間はまるで時間が止まっているようにすら感じました。
ただ単純にファンだから買ったのですが、思わぬところで新鮮な経験をしましたよ。
そしてその「時間が止まる」という経験はホントにかけがいのないものだと感じます。
溢れるように摂取した情報の9割は必要ないものだと気づくからです。
人生とは陽と詩と土とで満たされるほどなのに…
といった人がいましたが、まさにそんな感じ。
ぼくだけじゃなく、いつも忙しく人生を送っている人は多いはずです。
ファンのみならず、ちょっとベンジーの音楽を聴いたことがある人ならぜひ手に取って欲しい作品だなと思いました。
『宇宙の匂い』は一般発売は6月になっています。
青いハードカバーのついた限定版が欲しい方はぜひ個展の方へ足を運んでみて下さい!
<浅井健一 個展 『宇宙の匂い』>
期間: 2018年4月27日(金) ~ 5月27日(日) 11:00~20:00 (会期中無休)
場所: 東京・Bギャラリー(ビームス ジャパン 5F)
ベンジーのお店や照井さんのお店にも足を運んでレポートしています。
ファンの方は合わせてどうぞ!
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