どうも、星川(@Soh_RundabanSP)です。
最近、意識してバンド仲間に聞いているのですが…。
「最近CD買った???」
これがなんとほとんどの人が「買ってない」んですね。
それもそのはず、データでもCDの売り上げは下がっていると出ています。
CDから音楽ストリーミングの時代へ
いよいよストリーミング時代って感じ。
ソニーミュージックが好調な業績を達成。今や音楽ストリーミング売上はフィジカル超え、売上高1686億円に増収 https://t.co/5PCAi9pHmA @jaykogamiさんから
— 星川崇 (@Soh_RundabanSP) 2017年9月21日
海外を含むデータですが、もはやフィジカル(CDやレコード)よりも、ストリーミングの方が収益が大きい。
当然、消費者もCDを買うより、SpotifyやApple Musicに登録する人が増えています。
この傾向は特に若者のほうで顕著なようで、今後はフィジカルの割合はもっと減っていくと予想されます。
4割がストリーミング。さらにソーシャルが7%。音楽は完全にデジタルになりつつある。
➡️"フィジカルメディアであるCDとレコードを合わせてもソーシャルメディア上で聴く層に届かない結果" https://t.co/7jKHlFTCpE— 星川崇 (@Soh_RundabanSP) 2017年9月7日
まぁ、そもそも音楽大好き人間であるバンドマンがCD買ってないわけですからね…。
ちょっと流行歌を聞くだけのライトユーザーがCDを買わなくなるのは当然ではないでしょうか。
間違いなくCDの存在感が薄れていく現状があるわけです。
翻って自分のことを考えても、この1年で買ったのは敬愛する浅井健一さんのCDぐらいかな?
しかもCD買ったうえで、ストリーミングでも聞くからかなり売り上げに貢献しています(笑)
CDは買わないけど、CDを売る
しかし逆に作り手としてのぼくらバンドマンを見ていると、以前として一生懸命CDを売ろうとする現状があります。
作り手としてよく「自分が本当に欲しいと思えるモノを作ろう」なんて言われますよね?
それで言うと、ぼくらバンドマンは別に欲しくないモノをしょうがなく売っているのでしょうか?
いや、CDを売ろうとして良いんですよ。
CDは今でもライブハウスの物販では大事なコンテンツだし、ジャケットに工夫を凝らしたモノや、サインを入れるなど、とても思い出になるお土産ですからね。
そういった需要もあるので、やっぱりしょうがない面もあるんです。
ただ、これからなくなっていく市場に対して全勢力を傾ければ、いつまでたっても活動が黒字化しないのは当然です。
おそらく問題はCDしか売ってないこと。
色んな音楽の楽しみ方がある今では、それだけにこだわる必要はなくなっています。
そもそもビジネス的に言えば、「CDを売る」というは損益分岐点が高くなる「大きなビジネスモデル」だと思うんです。
CDを300枚をフルパッケージプレスするのに8万円程度だとして、プレス代をペイするには実に2000円で40枚を売らなければいけません。
仮にBASEを使って自分でダウンロード販売すれば、1ダウンロード目からすぐに利益が出始めます。
関連記事:【手数料激安!】ミューシャンはBASEで音楽を売ろう!
冗談じゃなく、40枚CDを売れるってすごいことだと思うんですね。
40人もファンがいて、手元に残るのが0円ってなんか悲しい…。
(さらにレコーディング代もあるわけで)
「そんなもんだ!厳しい世界なんだよ!」と言われればそれまでですが、ぼくは音楽がもっとスモールビジネスとして選択されて良いと考えています。
だからCD作りも工夫が必要です。
例えば、TUNECORE JAPANが提供しているAmazon DODを使って安価にCDを作成するとか。
関連記事:Amazonで誰でも自主制作のCDを受注生産で販売できるようになります
もちろん「本当に自分が欲しい」CDを作るのだってアリです。
むしろハンドメイドで拘りぬいたジャケットで素晴らしい作品を作るのはカッコいい…。
関連記事:おすすめCDプレス会社4選とはじめての自主製作CDガイド
音楽ストリーミング配信や、ダウンロード販売もとても簡単にできます。
あわせてチェックしておいて下さい。
関連記事:iTUNESやApple Musicで音楽を配信するには?5つの方法をまとめてみた
モノとしてCD。
ビジネスモデルとしてCD。
音楽活動を円滑にすすめるにあたり、何かと小難しいのがCDの扱いです。
早めに勉強しておいて、ぜひ自分たちの活動に役立てて下さい!