ぼくがやっているバンドThe Hayseedsのリリックビデオ「ステファニー×ステファニー」をネット広告を使って宣伝してみました!
www.youtube.comネット広告と言いましても、素人が運用するのは結構大変。
そこで今回はDraftというクラウドソーシングサービスを使わせていただきました。
※追記 現在、Draftは新規会員登録を停止しています。広告運用代行をお探しの場合はココナラ のウェブマーケティングカテゴリーからお探しするのをおすすめします。
ウェブマーケティングに特化したクラウドソーシング「Draft」
クラウドソーシングは色んな仕事をしたい人、頼みたい人をマッチングするサービスですが、Draftはその中でもウェブマーケティングの仕事に特化したサービスです。
「バンドのミュージックビデオを宣伝したい!」というニーズにもぴったりなのですね。
まずは今回の宣伝に必要な予算を用意します。
ぼくらは20000円用意しました。
内10000円が広告運用費で、10000円がマーケッターさんへのギャラとシステム利用料です。
広告のゴールとしてはLINE@フォロワーとメルマガ会員の増加。
なのでこんな感じで要望を出しました。
インディーズバンドを組んでおり、YouTubeにMVをUPしてライブの集客に繋げています。
(MV)
https://www.youtube.com/watch?v=u8WeWHdqXPw
今回Draftでお願いしたいのは、YouTube動画広告の運用代行です。
広告配信によって、MVの視聴数とLINE公式アカウント(+メルマガ)の友達登録者数の増加を図りたいと考えています。(LINE公式アカウントのアカウントはバンドのオフィシャルサイトにリンクを貼っています。)
はたして結果はどうだったのでしょうか!?
ミュージックビデオをネット広告で宣伝してみた結果
結果から言うと、以下のような数字が出ました。
- 運用期間 7月18日~8月6日
- 広告表示回数 161141回
- 動画視聴数 2162回(30秒以上再生された数)
- 関連動画の再生 46回
- LINE公式アカウント、メルマガのフォロワー増加数 4~5人?
再生回数はバッチリ増えましたね~。
ただLINE@とメルマガのフォロワー増加に関してはそれほど効果はなかったと言えます。
途中、ライブがあってライブ当日と翌日にフォロワーの増加もあったのでネット広告による純増は4、5人で間違いないかと。
2万円使ってプラス4人ですから、ちょっとコスパは悪かったかな?というのが実感です。
ただ失敗か?と言われるとそうでもないような気がします。
このリリックビデオは4月の公開から広告運用前まで再生数は2000回ほどでした。
お世辞にも市場評価が高い作品とは言えません。
つまり今回の宣伝により、自分たちの音楽に対する評価がよりハッキリと突き付けられたと言えます。
逆に言うと、ナチュラルに再生回数が伸びている作品を持っている人はこういった広告を使うことでより、効果的に宣伝できるという証明にはなったと思います。
ネット広告を効果的に使って音楽を宣伝する方法
今回の体験から、自分たちのバンドのミュージックビデオをネット広告を使って効果的に宣伝するには以下の点を気を付けると良いなと思いました。
①自信のある作品を潤沢な資金で
まず闇雲にお金をかけるのではなく、一点集中で自信のあるもの1つになるべく予算をかけて宣伝するのが良いと思いました。
今回、ぼくらの宣伝は実験的なもので低予算でしたが、より予算が多い方が正確なデータがとれて、今後の活動に活きてきます。
そして、ミュージックビデオをアップするたびに2万円づづ予算を使うのではなく、何作か発表した後に最も評価の高い動画にネット広告を使うのが良いと思います。
例えば、4作発表して一作ずつ2万円使うより、4作品のうち最も評価の高い作品に8万円使った方が良さそう。
YouTubeアナリティクスでは「共有」という項目でシェアされた回数を調べることができるのですが、広告運用中にいくらかの共有が見られました。
ネット広告の視聴からシェアへと飛び火すれば、かなり効率的に宣伝されていくはずです。
ですから、シェアされやすい動画に費用をかけた方がより効果的だと思いまいた。
②動画は開始30秒が命!
動画の中身にもこだわりたいところです。
YouTubeでは開始30秒が最も離脱率が高いと一般的に言われています。
Draftの担当さんともそんな話になったので、やはり本当だと思います。
なのでできれば、30秒までにユーザーの心をつかむような仕掛けがあれば最高ですね。
(なかなか難しいですが(笑))
積極的な工夫がなくとも、冒頭に長いインサートシーン(演奏していない場面・演出)は避けた方が良いかもしれません。
③動画は数も大切
今回、意外だったのは関連動画の再生が46回もあったこと。
(多分、ステファニー×ステファニーのライブ版)
続けて動画を見てくれれば、ファンになってもらえる可能性は高まりますよね。
単純に動画が多ければ多いほど、関連動画の再生数も増えていくでしょう。
やはりその意味でも、ネット広告は「何作か発表した後に、最も評価の高い動画を宣伝する」のが正解ではないかと思います。
Draftの使い方
「これならウチらもネット広告使ってみたい!」と思った方のためにDraftの使い方をメモしておきます。
もちろん自分で運用することはできるのですが、ぼくは挫折しました(笑)
なので今回Draftにお願いしたんですね。
個人的には次回もお願いしたいと思います。
特にミュージシャン/バンドマンのみなさんは宣伝スキルを磨くよりは、本業に力を入れた方が良いかと思いますので、Draftのようなサービスを積極的に使うのをおすすめします。
それでは簡単に使い方を説明します。
①Draftにログインする
まずはDraftにログインしましょう。
メールアドレスが必要です。
②Draftの担当者と電話でヒヤリング
次に電話番号と、電話を受け取れる時間を設定します。
担当者の方から電話がかかってきますので、宣伝したい内容を伝えます。
(余談ですが、Draftの担当者さまがこのブログを読んでくださっていて、話が早くてありがたかったです(笑))
③マーケッターを募集する
電話の後、担当者の方が募集要項をつくってくれてマーケッターの募集が始まります。
依頼人(バンド側)は申し込みが来るたびに、マーケッターさんのプロフィールを確認するなどしてお願いする人を選びます。
④任意のマーケッターと契約する
マーケッターさんが決まったら契約します。
この時、GoogleAdwords(YouTube広告)の運用の場合、依頼人は「API提携」という作業が必要です。
(yahoo!プロモーション広告、Facebook広告も同様)
事前に自分のGoogleAdwordsアカウントにログインしておき、APIを提携しましょう。
さらにデポジットへの入金が必要です。
デポジットとは入金のトラブルを防ぐため、システム利用料とギャラをDraftが一時的にあずかっておくシステムですね。
⑤メールでやり取りした後、運用開始
Draftサイト内の専用のメールシステムでマーケッターさんとやり取りし後に、いよいよ運用が開始されます。
運用中もメールでやり取りすることができます。
GoogleAdwordsの場合、依頼人が自ら広告費を入金しておく必要があります。
GoogleのAdwordsの管理画面から入金しておきましょう。
⑥終了したら検収しておしまい!
広告の運用が終わったら、検収します。
検収とは「広告運用が問題なく終了したので、ギャラをデジポットから支払ってください」ということですね。
これにて終了!
依頼人の仕事は、
- 電話で打ち合わせ
- APIの提携
- デポジットの入金
- 広告費の入金
だけですね。
あとはおまかせで宣伝が進んでいきます!
⇒Draft|新しい広告運用のカタチ
Draftを使う際の注意点
今回はじめてDraftを使わせてもらったのですが、以下の点を気を付けるとさらにスムーズに進みそうです。
①ミュージックビデオをアップロードしたアカウントでGoogleAdwordsアカウントを開設しよう
今回はYouTubeの動画の宣伝だったので、そういう時はYouTubeチャンネルを開設したアカウントでAdwordsアカウントも開設しておきます。
その方が連携が楽とのことでした。
Googleアカウントを2、3コもっている人は注意してください。
②時間に余裕を持とう
今回Draftに登録したのが6月20日、電話をうけたのが21日でした。
そして実際に広告の運用がスタートされたのは7月18日。
登録からスタートまでおおよそ一か月もかかってしまいました。
無論ケースバイケースですが、前述のとおり色々作業もありますし、マーケッターさんにも都合あることがほとんどだと思います。
「登録して明日から宣伝!」というのはさすがに無理だと思いますので、時間に余裕をもって使ってみて下さい。
③クレジットカードを作っておこう
デポジットの入金や、GoogleAdwordsへの入金などお金を振り込む作業が続けてあります。
特にデポジットへの入金ははクレジットカードのみですので、必ず作っておきましょう。
バンドマンやミュージシャンの方は、審査が実質なしの楽天カードがおすすめです。
ぼくも使ってます。
⇒ミュージシャンにおすすめのクレジットカード|審査不要で楽器や消耗品の購入がお得!
継続性が大事だと実感
The Hayseedsが初めの音源を発表して、ここまでで一通りのプロモーションが終わりました。
まずまずのスタートを切れたかなぁと思います。
もちろんまだまだ至らぬ点が見て取れたので今後の課題です。
特にYouTubeに関しては「継続」が大事だと実感しました。
YouTuberが一日に何個も動画をアップするように、動画の数は多ければ多いほど有利です。
ブレイクにつながりやすい。
なので何度もあきらめずにチャレンジするのが成功のカギかなと思います。
そんなわけでThe Hayseedsは9月に次の音源を発表する予定です!
すでにドラムはレコーディングを終えました。
これからもちょくちょく活動報告やノウハウの共有はしていくので、ぜひご注目ください!