「ライブの集客が増えない!」
「ノルマが達成できない…」
バンド活動で一番最初にぶつかる壁はそう「ライブ集客」ですよね。
でも、多くのバンドマンが実は正しい宣伝活動や集客方法を知らないんですよね。
ライブ活動はロックバンドにとっての軸になります。
CDが売れなくなり、既に、「音源は(ほぼ)無料、ライブで稼ぐ!」というビジネスモデルはスタンダードになりつつあるんです。
ですから、ライブ集客のメカニズムを知っておくことはこれからの音楽活動にとって間違いなく財産になりますよ。
その正しい知識と方法を一緒に勉強していきましょう!
ライブ集客のコツ!"正しい場所"で宣伝しよう
まずはこんな図を頭に思い浮かべます。
「顧客のピラミッド」です↓
(バンドのファンになってくれる方を「顧客」というのはなんだかいやらしい感じがしますが、便宜上、ご了承くださいね)
一口にお客さんと言っても、興味関心の度合いによって色んな層に分かれるんですね。
1つずつ解説すると、
①「潜在顧客」は自分たちの音楽を"聴いてほしい"人
まずは一番下の黄色の部分「潜在顧客」です。
ここは「まだあなたの音楽を聴いたことがない人」ですね。
もっと言うと「あなたの音楽を好きになってくれそうな人」=「潜在顧客」です。
「自分のバンドを好きになってくれそうなのはこんな人だなぁ。」
とか、
「こんな人に自分たちの音楽を聴いてもらいたい!」
とイメージしてみましょう。
そのイメージで浮かんできた人を潜在顧客です。
②「準見込み客」は自分たちの音楽を"聴いてくれた"人
ここは「一度、自分の音楽を聞いてもらうに成功した人」としましょう。
潜在顧客になんらかのアプローチをかけて音源を聞いてもらうことに成功した。
あなたのバンドとお客さんとのファーストコンタクトがこの層です。
まだまだ、ファンではないですね。
③「見込み客」はさらにバンドを楽しんでくれた人
何度か音源やバンドのコンテンツを楽しんでくれている方。
ここでは無料のコンテンツとしましょう。
準見込み客より熱量が高くなりますね。
ここまで来たらファンと言ってよいでしょう。
④「顧客」はライブに来てくれた人、音源を買ってくれた人
「顧客」は実際に購買行動をとってくれた方。
つまりにライブ来てくれた人たちのことを言います。
ここまで来て、晴れてライブ集客成功!と言えるわけです。
さて、突然ですがここで問題です!
Q:ライブ告知はいったいどの層に行うと成功確率が高いでしょうか?
もちろん「顧客」は除きますよ。
ライブ集客に失敗するのは「潜在顧客」や「準見込み客」ばかりにライブ告知をするから
そう!
ライブにお客さんを呼びたいのなら、
A:「見込み客」にライブ告知するのが正解
ですよね?
だって、既にあなたのバンドのことが好きなんですからね。
当たり前です。
このピラミッドを理解せず、無下に「潜在顧客」や「準見込み客」に向けてライブ告知をまき散らしている例を良く見かけます。
これではライブのお客さんが増えるわけありませんよね…。
- 「潜在顧客」「準見込み客」にライブ告知⇒集客しづらい
- 「見込み客」にライブ告知⇒集客しやすい
で、当然「じゃあ、どうすれば見込み客が増えるの!?」という疑問がわきます。
この便利な世の中。
当然、ここはネットの力を借りていきましょう!
今、ミュージシャンやバンドマン、クリエイター向けのウェブツールってホントにたくさんあります。
実はそれぞれのウェブサービスには「顧客のピラミッド」において適した階層があるんです。
階層に適したウェブサービスを配置し、それぞれを繋げ、宣伝活動を頑張れば頑張るほど見込み客が増えていくシステムを作りましょう!
以下で解説していきます!
ライブ集客のためのウェブマーケティング戦略
ピラミッドの階層それぞれに適したウェブサービスを配置した図を作りました!
どうでしょう?
イメージしやすいでしょうか?
1つずつ解説していきます。
①潜在顧客にツイッター(SNS)でアプローチしよう!
潜在顧客にアプローチすることができるウェブツールで代表的なのはズバリSNSです。
SNSの利用率は増加の一途をたどり、本当にたくさんの人が使っています。
SNSであなたの音楽を好きになってくれそうな人と出会いましょう。
やり方は簡単です。
その「あなたの音楽を好きになってくれそうな人」にとって役立つコンテンツを配信するのです。
役立つコンテンツとは、
- 便利!役に立った
- 笑える!ストレス解消
- 感動!泣けたぁ~
などなど、その人にとって何かしら有益なことが起こるコンテンツ。
あなたがバンドマンならロック好きが興奮する情報を。
あなたがアイドルならアイドル好きにとって役に立つ情報を。
誰かの役に立つ、を念頭にコンテンツを配信していきましょう。
なぜなら潜在顧客とは、最初はあなたに興味がない人たちだからです。
そんな人たちにまず興味をもってもらうには、とにかく彼らの役に立つことです。
逆に言えば「出会うきっかけ」になるようなコンテンツだけを配信すれば良いんですよ。
もしかして、ツイッターで一生懸命ライブ告知して消耗してませんか?
繰り返しですが、SNSにいるのは基本的に潜在顧客です。
やっぱりライブ告知は成功しませんよね?
SNSでは「来て来て!」というtake精神を捨てて「あげる!あげる!」というgiveの精神をもつことが大切です。
なんならgiveだけで良いくらいですよ!
- SNSではgive&take⇒失敗
- SNSではgive&give⇒成功
さらに潜在顧客にアプローチする方法はSNSだけではありません。
「SNSが苦手!」という人には、お金をかけることで出稿できる有料広告という選択肢もあります。
広告の是非は置いておいて、その存在すら知らない人がほとんですよね。
また、フライヤーなどの紙媒体や、雑誌、新聞、テレビ、ラジオなどのマスメディアも、もちろん潜在顧客にアプローチできるメディアです。
とは言え、マスメディアへの交渉はバンドマンができることは限られているので、バン活!では主にSNSが潜在顧客へアプローチできるツールとして解説しています。
②SNSからYouTubeやホームページへ移動してもらい、音源を聞いてもらおう!
「一度、音楽を聴いてもらった人が準見込み客」ですから、当然ウェブに音楽をアップロードして聴ける状態にしておかなければいけません。
誰にでも気軽にネット上音楽を聴いてもらえるツールが、お馴染みYouTubeとバンドのホームページです。
みなさんもバンド活動していたら友達に「YouTubeに音源ないの?」と聞かれたことはありますよね?
そのくらいYouTubeは音楽を聴く場所として一般に定着しています。
また、ホームページも重要です。
ホームページで音源を再生できるようにすることは簡単ですし、音源以外にも、写真や記事、その他の動画などバンドを好きになってもらうためのコンテンツを保存しておけるのがホームページです。
例えば、ツイッターならプロフィールにホームページへのリンクをしっかり記載しましょう。
ミュージックビデオ(YouTube)の紹介ツイートを固定ツイートにしておくのも良いですね。
このように日々ツイートする中で、あなたに興味を持ってくれた人がすぐに音楽を聴けるように準備しておきましょう。
階層同士をつなぐリンクをしっかり作っておくのはとても大切ですよ。
③ファンコミュニティを作って、「見込み客」と繋がろう
音楽を聴いてもらって、「なかなか良いじゃん!」と思ってくれた人とさらに近い距離間でつながりましょう。
つまりファンクラブを作る、ということです。
ファンクラブと言っても有料のしっかりしたものでなくてかまいません。
むしろ「ライブに集客する!」 という一点だけ考えれば無料の方が良いでしょう。
言いかたを変えれば「ファンコミュティ」です。
ファンコミュニティを作れるウェブツールは、
- メールマガジン
- LINE公式アカウント
- note
などがあります。
お馴染みのメルマガに、LINE公式アカウントはLINEにおけるメルマガ的ツールです。
またコンテンツ販売ができるnoteも見込み客と繋がることが得意なプラットフォームです。
もちろん、ホームページにファンクラブへの登録案内や登録フォームを設置しましょう。
YouTubeの説明欄からも、そのページへのリンクを設置したいところです。
「無名のぼくらのファンクラブなんて誰が登録してくれるの?」と思うかもしれません。
でも例えば、「メルマガ登録で全10曲を無料プレゼント!」だったらどうでしょうか?
YouTubeを気に入ってくれた人なら登録してくれるかもしれませんよね。
さらにメルマガ内でコンテンツを配信して、どんどんファンになってもらいましょう。
④ファンコミュニティでライブ告知をしよう!
ファンクラブの会員(つまり見込み客)が増えてきたら、晴れてそこでライブ告知しましょう!
前述の通り、むやみにライブ告知をするよりもずっと反応が良いはずです。
このようにピラミッドの上へと自然に上っていってもらえるように、適切にウェブサービスを配置し、それぞれを繋げます。
では最後に実際のこのピラミッドをつくる手順を確認しておきましょう!
ライブ集客マーケティングを始める手順
ステップ①まずは潜在顧客の人物像=ペルソナを決めよう!
まずやってほしい作業が潜在顧客の人物像を決めることです。
つまり宣伝活動において誰にアプローチするか?を考えましょう。
この潜在顧客の人物像設定のことを専門用語でペルソナなんて言ったりします。
ペルソナの設定は非常に重要です。
これを設定しておかないと、ここからの宣伝が無駄になってしまいかねません!
仮にあなたが演歌歌手だとしましょう。
演歌歌手にとってのペルソナをわかっておらず「とりあえず人が多いから原宿の竹下通りでチラシを配った」としたらどうでしょうか?
一般的に言って多分、ファンは増えませんよね?(笑)
特に使えるリソース(時間、お金、労力)が限られている個人のミュージシャンやインディーズバンドの場合、ペルソナを設定しておかないと、宣伝活動の無駄が増えてしまいます。
具体的にペルソナを考えてみましょう。
例えば、あなたが影響を受けたミュージシャンのファンや似ているジャンルのファンはどんな人が多いでしょうか?
性別は男?女?
年代は20代?30代?40代?
コツはできるだけ細かく考え、「誰にでも好かれよう!」としないことです。
音楽制作でもそうですが、宣伝においても万人受けを狙うとありきたりなものになってしまい、かえって広がりがなくなってしまいます。
年齢や性別、家族構成から趣味まで…。
あらゆる要素を洗い出していきます。
例えばこのような要素がペルソナ設定では一般的です。
年齢、性別、住んでいる場所
仕事(仕事内容、役職)
生活パターン(起床時間、通勤時間、勤務時間、就寝時間、外食派or自炊派)
最終学歴
価値観、物の考え方
今課題と感じていることやチャレンジしたいこと
恋人・配偶者の有無、家族構成
人間関係
収入、貯蓄性向
趣味や興味の対象
インターネット利用状況 利用時間、所持しているデバイス
逆にいうとペルソナは「バンドのファンになって欲しい人物像」でもあります。
成し遂げたいライブはモッシュで盛り上がる激しいライブでしょうか?
みんなで歌うピースフルなライブ?
音楽マーケティングのペルソナ設定においてもはそこも考えるヒントになりそうです。
ステップ②ツールはホームページとYouTubeから準備しよう!
さて、ペルソナが出来上がったらツールの準備を始めましょう!
個人的には「準見込み客」の階層に当たるホームページとYouTubeを先に作っておくことをおすすめします。
ぼくのバンド仲間でもいるのですが、SNSアカウントは全部あるけど、YouTubeに音源ない…みたいな。
これでは暖簾に腕押し!
いくらSNSを頑張っても、あなたの音楽を好きになってくれる人を増やすのは不可能ですよね?
真ん中の階層で中核をなすYouTubeとホームページをまずはしっかり作りこみましょう。
さらに言うと、ホームページとYouTubeはそれ単体で潜在顧客にアプローチする力もあります。
ホームページはGoogleから、YouTubeは関連動画から、潜在顧客がたどり着くかもしれないんです。
その意味でも最初に作っておくのをおすすめします。
アーティストのホームページの作り方に関しては「バンド/ミュージシャン向け音楽ホームページの作り方&便利なサービス」という記事にまとめてありますのでご覧ください。
YouTubeに関してはぜひ「YouTubeに最適な設定をしてミュージックビデオの再生回数を増やそう!」を読んで取りこぼしを防いでください。
もったないので!
そもそもミュージックビデオがない方は「インディーズバンドのミュージックビデオ(PV・MV)作り方色々(僕のドキュメントを含めて)」を読んでみて下さいね。
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ステップ③SNSアカウントを開設しよう!
続いて、SNSアカウントを開設します。
代表的なSNSと言えば、
- ツイッター
- フェイスブック
- インスタグラム
ですよね。
このうちどれを使うべきでしょうか?
答えは「好きなもの」です(笑)
ただ好きなものでなく、好きで続けられそうなモノを選んでください。
それぞれ風土が全然違います。
ぼくの感覚ですがざっくりと、
- ツイッター⇒オタク気質。おもしろネタ、自虐ネタ
- フェイスブック⇒ビジネス気質。リアルの人間関係が反映される
- インスタグラム⇒キラキラ系。旅行、ファッション、グルメ
といった違いがあります。
とりあえず全部触ってみて、「これは楽しいな!」とか「続けられそう!」といったものに注力して下さい。
繰り返しですが、全然風土が違うので、どんな天才インフルエンサーもすべてのSNSで人気になるのは不可能です。
ですから、まずは向いているものを選ぶ作業をやってみて下さい。
ツイッターに関しては、「【初心者OK】ミュージシャンがツイッターをうまく使う方法」という記事でツイッター運用の方法を解説しています。
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ステップ④ファンコミュニティを作ろう!
最後ファンクラブ(ファンコミュニティ)を作ればツール系の準備はおしまいです。
同時にすべて作っても良いのですが、経験上、ほとんどのバンドマンはできませんので順をおって準備してくださいね(笑)
ファンクラブについては「ロックバンドやアーティストの「ファンクラブ」の作り方と運営方法」という記事で解説しています。
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ステップ⑤それぞれのツールに発信するコンテンツを決めよう!
ピラミッドの"ハコ"が完成したらあとは中身です。
宣伝材料となるコンテンツを発信しましょう!
ツイッターではどんなツイートをする?
ファンコミュニティで発信する内容はどんなものが良いか?
ここはあなたのアイディアが試される場面!
ファンを楽しませるアイディアを実行していきましょう。
ここで生きてくるのが先ほど考えたペルソナです。
ペルソナをきちんと設定できていれば、おのずとどういったコンテンツを発信すれば良いかアイディアが浮かんでくるはずです。
とは言え、なかなかポンとよいアディアは出ないモノ。
そこで以下から発想の手助けになる具体的なプロモーションアイディアをご紹介していきます。
ぜひ参考にしてください。
具体的に!ライブ集客のためのプロモーションアイディア8選
さて、これまで「どのツールを使って、どのように配置すべきか?」という話を中心に解説してきました。
肝心なのは中身!
つまり「プロモーション企画」です。
ここではより具体的に世間で話題になるためのプロモーションアイディアを共有しておきます。
クリエイティブな部分なのでミュージシャンも得意なはず!
①バンドマンが選ぶ!おすすめ音楽100選!
これは簡単!
バンドメンバーでおすすめの音楽をツイッターで紹介します。
例えばこんな感じ、
コレ、最高なんだよなぁ。
セロトニンが分泌されるような安心感のある歌。あとドラムアレンジがシンプルかつ秀逸で、聞くといつも「こんな風に叩いてみたい!」って思います。Mr.Children「彩り」Music Video https://t.co/auNGTA2a2J
— 星川崇 (@Soh_RundabanSP) 2017年4月15日
ただYouTube動画を貼ってツイートするだけでなく、
- 聞きどころを短く解説する
- 「#おすすめ音楽100」などハッシュタグを活用する
- ツイートされたらメンバー全員でリツイートする
- 100コ貯まったらNaverまとめなどにまとめる
ということをします。
ただ動画をはってツイートするだけだと、見る方は「はぁ?」ってなるので、バンドマン目線で解説をいれましょう。
ハッシュタグも活用します。
後からツイートをまとめて検索できて便利だし、タグからの広がりもあるかもしれないので。
もちろんツイートはメンバー全員でリツイートしまあしょう
あとはココがポイントで、やりっぱなしにしないでツイートはアーカイブ化します。
例えば、Naverまとめを使って100コのツイートを「バンドマンが選ぶ!おすすめの音楽100選!」なんてタイトルでまとめると、検索エンジンから恒常的なアクセスが見込めます。
Naverまとめは検索エンジンに強いので、「おすすめ 音楽」とか「バンドマン おすすめ」なんてキーワードで流入が見込めそうです。
もちろん自分たちのブログやホームページでも良いですね。
すると後はほっておいてもバンドの宣伝になりますよね。
100個の中に自分のバンドの動画を潜り込ませるのも良いかもしれませんね(笑)
(これってステマか!?)
コレは例えば共同イベントを企画するバンド仲間と一緒にやるのがおすすめです。
仮に3バンド集まって11人いれば、1人当たり9バンド紹介するだけでOK。
そう考えると大した労力じゃありませんよね?
一緒にやるメンバーが多ければ多いほどリツイートのパワーも大きくなりますし、労力も下がります。
Bufferなどのツールを使えば、ツイートの予約投稿もできますので1日だけみんなで集まって作業すれば良いです。
無料で簡単にできて効果も見込めるので結構おすすめの宣伝アイディアです。
②バンドをフリー素材化
フリー素材とは商用利用もできる画像やイラストのことです。
バンドをフリー素材にしちゃいます!
例えば、こんな画像があります。
これはフリー素材配信サイトでは有名なぱくたそさんが提供しているガールズバンドシリーズという素材。
現役バンドマンがこんな感じで、自分をフリー素材化したらもっとリアリティがあって良さそうですよね?
ぼくの友人のTHE☆バリュー兄弟なんかはめちゃくちゃエヂカラがあるので、挑戦したらすっごい使われそう…。
(THE☆バリュー兄弟)
誰もやっていない戦略なのでうまくすればスゴク広がりがありそうですが、この宣伝アイディアのデメリットは、
- カメラマンの手配、またはカメラのスキルがいる
- クオリティを上げるには、それなりにコストがかかる
- 素材が意図しない使い方をされる可能性がある
といったところでしょうか。
例えば、自分がこんな宣伝に使われたり…。
ちょっと不本意でしょ?(笑)
まぁ、そんなに心配する必要はないと思いますけどね。
コレを始めるには自分のホームページに「利用フリー!」と明記した上で画像を掲載しても良いし、それよりかは何かのプラットフォームを利用した方が広がりがありそうです。
ぱくたそさんでもモデルを募集しています。
モデルの募集 | 会員登録不要のフリー写真素材ぱくたそ(現在は高齢者のみの募集でした)
Pixabayなどのフリー素材配信サイトでは、自分で撮影した写真をフリー素材として配信することができます。
フリー素材の世界はけっこうおもしろくて、最近ではこんなサイトも出現しました。
こんなスキマ需要を狙った画像が…(笑)
(ヒッチハイクする看護師)
コレのバンドマンバージョンとか普通に楽しそう。
この戦略はヴィジュアル系バンドマンとかすっごい相性良いと思うんだけどな…。
フリー素材で知名度アップ⇒Snapmart [スナップマート]で販売!
とかすれば、それだけでけっこう儲かりそうな気もしますね。
③東京練り歩き
これは実際にやったのですが、先ほどのバリュー☆兄弟と一緒に東京の街を衣装で練り歩きました!
竹下通りはすごかったなぁ(笑)
で、コレもやりっぱなしにせずにアーカイブ化します。
やはりNaverを使いました。
11月24日(祝)の竹下通りに現れた”あの男”の正体を教えます - NAVER まとめ
するとやはり恒常的にアクセスがあるんですよねぇ。(結構前の話なんですが)
っというかアーカイブにしておかないと、こうして後々に話題として取り上げることができません。
それは単純に機会損失ですよね。
宣伝にはフローとストックの2種類があります。
フローとはその場限りの宣伝。
ツイートなんかはフローで、その場限りですが拡散性があります。
ストックはNaverまとめとかブログとか。
拡散性は若干劣りますが、後から掘り起こしやすいという性質があります。
フローのコンテンツをストック化することで、宣伝のパワーがあがります。
これはどんな宣伝をする時でも、ちょっと意識してほしいところですね。
④アクセスの集まるブログを作る
コレは何を隠そう、ぼくのパターンです。
約2年半ほどブログを書き続けた結果、ただYouTube動画を張り付けるだけでも再生されるようになりました。
ブログのメリットはストック性が高いところ。
ぼくのブログでも、何も記事を更新しない日でも1日5000以上のアクセスがあります。
これは過去に書いた記事にアクセスがあるためですね。
なので音楽活動との折り合いをつけやすいのが良いトコロだと思います。
ガー!っとブログ書いておいて、レコーディング期間は音楽に集中!みたいな。
そしてレコーディング中もブログには恒常的にアクセスがあるので、半自動で宣伝になるというお得な展開。
もっとも、ブログには向き不向きがあってそれなりの結果につなげるまでは長い期間を必要とします。
ブログに関しては「ミュージシャンのブログ活用法!月間10万人に読まれるぼくが教えます」という記事で解説しています。
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⑤ネット広告
「そんなのできねぇよ~」という人はお金の力を使いましょう!(笑)
ネットには少額から運用できる広告があって、代表的なのは検索エンジンをつかったリスティング広告です。
他にも、
- YouTube広告
- Facebook広告
- Twitter広告
などあらゆる媒体で広告を出すことができます。
難しそう?
最近では広告の運用を代行してくれるサービスもあったりします。
例えば「ツイッターであなたの音楽を20万人に宣伝する方法」という
ミュージシャンは音楽が本業なわけですから、宣伝活動がおっくうに思う人はお金だけ投げちゃうのも大いにアリだと思います。
ちょっとした露出でブレイクのきっかけがつかめるかもしれませんからね。
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⑥”非公式”応援ソング
【勝手にテーマソング】クラウドファンディングプラットフォーム「CAMPFIRE」のテーマソングを音色ポストが勝手に制作してみました!
これから何かが始まる期待と緊張感のある楽曲にしました。
皆様、CAMPFIREへ届けて下さい! pic.twitter.com/0oALDDuzZ7— kondo_@kira (@neiropost) 2016年9月2日
CAMPFIREと言えばクラウドファンディングサービスでは日本で最大規模の会社です。
最近は音楽関係のサービスにも力を入れていますよね。
手紙から曲をつくってくれるサービスを展開している会社『音色ポスト』が作ったのがそのCAMPFIREの非公式テーマソングです!
音色ポストも音楽関係のベンチャー企業みたいな感じだし、親和性は高いかも?
結果、CAMPFIRE代表の家入一真さんがツイートしてくれました!
うおおおおおお https://t.co/xFim7huE8z
— 家入一真 さよならインターネット (@hbkr) 2016年9月8日
家入さんは多数のフォロワーを抱えるいわゆるインフルエンサーでもあります。
少なからず音色ポストの知名度アップに貢献したでしょうね。
スカパラもやっていた非公式応援ソング
このような宣伝戦略は実はかつて東京スカパラダイスオーケストラもやってたんですよ。
www.youtube.comこの「Come On!」は、サッカー日本代表 非公式応援ソング。“非”というのがいかにも彼ららしい。
実際、宣伝効果があったかはわかりませんがでもプライベーターのミュージシャンや音楽系のベンチャー企業だったら大いにマネできるところだと思います。
作ってもらった方も作った方も宣伝になるし。
結局、誰も損してないですからね。
ちょっと毛色が違いますが、ふなっしーなんかも同じですよね。
たしか未だに船橋の公認にはなっていないんでしたっけ!?
⑦話題の歌をカバーする
少し古いんですが、お笑いコンビ、クマムシの『あったかいんだからぁ』覚えますか?
当時、これをロックヴァージョンでカバーしてYouTubeにアップしていればそれなりに話題になったと思います。
また少し昔の事例になるのですが、「パクられる前に自らパクッてみた」っていう動画。
ゴールデンボンバーが実行したアイディアです。(ニコ動です)
中国の「パクリ」が社会問題となっていた時期に、『女々しくて』を中国語で歌った動画を上げて見事大ヒット。その後の足がかりになったのは言うまでもありませんね。
あとは「恋するフォーチュンクッキー Rock Musician ver」とかも話題になりましたよね。
YouTube×SNS×旬の話題=バズ(口コミ)マーケティング!
というには基本にして王道でしょう。
カバーだったら自分たちの音楽クオリティも見せられるし、おすすめのアイディアのひとつです。
⑧無料ライブをやってみる
ぼくが昔、下北沢屋根裏に出ていた時は結構いろんなバンドが頻繁にやっていました。
やり方は簡単!
ホールレンタルしているライブハウスを借りれば良いだけ!
レンタル費用は平日だと8万円~12万円くらい、金土日だとだいたい15万円ぐらいが多いでしょうか?
無料ライブをやるメリット
メリットをざっくりまとめるとこんな感じです。
- 身近な人を誘いやすい
- 新しいお客さんに出会える
- 物販が売れやすい
- 意外と金銭的負担が少ない
身近な人を誘いやすい
なんせ無料ですから!(笑)
今まで友達や知り合いに声をかけづらかったバンドマンも気楽に誘えます。
誘われた方も気楽に行きやすいですよね。
新しいお客さんに出会える
ぼくが以前やっていたバンドで無料ライブを開催したところ「外の看板を見て無料だから入ってみました」という人が何人かいらっしゃいました!
これは嬉しいですよねぇ。
自分たちのことを知らないお客さんに生で音楽を届ける機会はなかなかありません。
物販が売れやすい
これもお客さん目線で考えれば当然。
1500円とか2000円のCDを売るのは至難のワザ!(苦笑)
でもお客さんはチケット代が無料の分、物販にも手を伸ばしやすいはずです。
無料ライブは「チケットの売り上げが手元に入ってこない…」とネガティブにとらえるよりは「物販が売れるチャンスが増える!」とポジティブにとらえた方が良いでしょう。
意外と金銭的負担が少ない
例えば平日のホールレンタル料が10万円のハコだったら、5バンドで2万円づつ負担すればOK!(別途機材費)
例えば、ノルマを超える集客ができずバンドの金銭的負担が大きくなってしまった。
そんな時はこういった無料ライブをやった方がよっぽど実りがありそうですよね!
それでもレンタル料金の負担が大きい人は他の場所でライブをするという方法もあります。
スタジオライブですとグッと費用はおさえられるし、路上ライブは当然無料ライブですよね。
ライブと言うのは、なんせ来てもらわないと始まりません。
そして音源を持ち帰ってもらわないと”また”来てもらえません。
そう考えると、足を運びやすく物販を買いやすい無料ライブは新しいお客さんにアプローチする方法としてなかなか優秀なのではないでしょうか!?
無料ライブの効果をアップさせるアイディア
さらに無料ライブを効果的に大成功させるためのアイディアも考えてみます。
多くのバンドを集めよう!
無料ライブは多くのバンドで対バンした方が効果がありそうです。
金銭的負担も少なくなりますし、集客も増えると思います。
だいたい5バンドぐらい集まると良さそうですね!
ネットで生配信しよう!
どうせ無料なんですから、ネットで配信してもっとリーチを増やしましょう!
今やライブ配信ツールはホントにたくさんあります。
関連記事:ライブ配信サービス5つまとめ 音楽も生で届けよう!
呼び込みとチラシ配りをやってみよう!
先日、下北沢を歩いていたら「2時から無料のお笑いライブをやってまーす!」と芸人さんが呼び込みをしていました。
そんな風景がバンドマンにももっとあって良いなぁと思いましたね。
なんせ無料ですから来てくれる可能性があります。
それにフライヤーを配るだけでも宣伝効果はありますしね。
無料ライブの成功例:下北沢モザイクの「白フェス」
無料ライブの成功例もご紹介しておきます。
下北沢モザイクが主催している年に一度のお祭り「白フェス」はご存知ですか?
なんとこちらチケット代が無料なんですね~。
毎年定番化していて大盛況みたいですよ?
この例からみても無料+バンド数が多い=フェスはかなり良い施策だと思います。
ぜひ無料ライブはたくさんバンドを集めてやってみましょう。
さて、ざっと挙げただけでもこれだけのアイディアがあります。
SNS全盛の今、様々な「話題になる方法」は生まれ続けています。
これらを参考にしながらぜひあなたもニュースを作ってください!
繰り返しですがニュースを作るだけではダメですよ!
潜在顧客から見込み客へとステップアップするマーケティング戦略をやったうえでアイディアを実行してくださいね!
まとめ:宣伝活動や知識が理解できない、難しいと感じたら
以上が「これだけで十分!ライブ集客の教科書」でした!
このように集客のメカニズムを理解して、しっかりと宣伝活動をがんばることは、逆に言うとイイワケをなくすことなんですね。
ツイッターのフォロワーも増えた…YouTubeも聞いてもらっている…けどメルマガの読者が増えない!
それは間違いなく音楽的な実力不足でしょう。
でも、辞めなくて良いんです。
なぜなら今回ご紹介した方法論は誰にも迷惑かけてないから(笑)
だから何度だって挑戦しても良いし、できる方法をご紹介したつもりです。
この方法論はあなたがアーティストが自活していくために知っておいてほしいと思って書きました。
ぜひ役立ててもらって、最高の音楽生活を送って欲しいと思います。
が!
正直、
と思った方も多いのではないでしょうか?(苦笑)
そんな方のためにバン活!では、よりリアルな具体例を出して自分の音楽人生をデザインする方法をご紹介しています。
あなたの目標やスキルに応じて使うツールやプロモーションを考えていくトレーニングです!
ぜひ合わせて読んでいただき理解を深めてほしいと思います。
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