「 モトリークルーのニッキーシックスってどんな人!?」
この記事では、そんな疑問を解決していきます!
- ニッキーシックスのプロフィール
- プレイの魅力(動画付き)
- ニッキーシックスの名言
などをまとめました。
ニッキーシックスとは
アメリカ合衆国出身1958年12月11日 生まれ。
1980年代に一世を風靡したLAメタルの代表的な伝説的バンド、モトリー・クルーのリーダーでベーシストで「ロック界の反逆児」と呼ばれています。
全米だけでアルバム総売り上げ2500万枚以上、全世界で8000万枚以上と驚異的な売り上げを記録しています。
数々の名作を生み出し、ライブを重ね、華やかな人生ですが、ドラッグのオーヴァードーズで生死を彷徨ったりと、破天荒を絵に書いたような人生を送っています。
ドラッグの瀕死体験は書籍「The Heroin Diaries」に描かれています。
そして、そのサントラを担当したSixx:A.Mで、現在も精力的にリリースを重ねツアーを続けています。
ニッキー・シックスの魅力はシンプルで力強いプレイ
不変のバッドボーイズロックと思われているモトリークルーのバンドサウンドは、実は初期の頃から変化を続けていて、ニッキーのベースもそれに対応しています。
ニッキーはベース弦をほとんどいじらないベーシスとして有名で、難しいことは一切しません。
「兄弟のように仲が良い!」と言われていたトミー・リーが奏でるドラムと一体化し、リズムを生み出す、本来のベースの役割に徹底しています。
着実にバスドラと一体化し、ルートを奏でるという、まさに縁の下の力持ちという感じです。
難しいことや派手なことはギタリストのミック・マーズに任せているという感じです。
しかし、作曲能力は高く、数々の名曲を生み出して、モトリークルーサウンドを支えました。
現在もSixx:A.Mでも、その役割は変わらず、貫いています。
デビュー作の「Too Fast For Love」(1981)はオープニングを飾っている代表曲「Live Wire」のようなハードロックサウンドです。
Mötley Crüe - Live Wire (Official Music Video)
次の「 Shout At The Devil」(1983)になると一気にヘヴィメタルサウンドに変化します。
表題曲「Shout At The Devil」はミック・マーズによるギターも格好良いです。
「Theatre Of Pain」(1985)になるとレイドバック下感じのブルージーな感じになります。
この作品には「Home Sweet Home」という名バラードが収録されています。
ちなみにこの曲でのミックマーズのギターソロはメロディアスなリフレインフレーズや、スリリングなフレーズもあり最高に素晴らしいですね。
ギタリストならコピーしたくなるフレーズの宝庫です。
Mötley Crüe - Home Sweet Home (Official Music Video)
そして、安定期の「Girls, Girls, Girls」(1987)や「Dr. Feelgood」(1989)になるとパーティー感あふれるハードロックサウンドに移行します。
「Dr. Feelgood」は全米1位を獲得と大ヒットし、ライブでのオープニングを飾ることも多い起爆剤的な「Kickstart My Heart」も収録されてます。
Mötley Crüe - Kickstart My Heart (Official Video)
バラードの「Time For Change」も素晴らしく感動的です。(ちなみにこの曲はB'zの「ALONE」にも影響を与えていると思います!)
そして、次の「Mötley Crüe」(1994)ではなんと看板ヴォーカリスト、ヴィンス・ニールが解雇されてしまいます。
しかし、ジョン・コラビがヴォーカルを担当し、バンド名が付けられたこの作品は完成度が高く、一気に時代を進めたような作品になっています。
ハードエッジの効いたサウンドで、ギターサウンドも格好良いです。
しかし、ヴィンスの不在と、それまでの音楽性から程遠いため、賛否両論を巻き起こしました。
そして、ヴィンスが復活した「Generation Swine」(1997)もさらなる賛否両論を巻き起こしたんです!
この作品はコンピューターやテクノロジーを利用した作品になっていて、バンドサウンドという感じが薄くなっています。
しかし初期の名曲のリメイクである「Shout At The Devil'97」は最高に格好良いですよ。
「New Tattoo」(2000)では、またまた賛否両論が続き、ファンの期待に応えるためか、自然とそういう感じになったのかは定かではありませんが、世間が期待するモトリークルーサウンドに立ち返って、乾いた感じのアメリカンロックサウンドになってます。
そして、現在はモトリー・クルーは活動を停止していて、今のところ最後の作品となっている「Saints Of Los Angeles」(2008)では、活動を総決算したかのように素晴らしい完成度を誇っています。
特にタイトル曲の「Saints Of Los Angeles」は、一緒に歌いたくなるような感じで最高です。
Mötley Crüe - Saints of Los Angeles (Official Music Video)
このように、時代性や音楽性の変化を受けることに意欲的なニッキーはSixx:A.Mでも、意欲的に作品を生み出しています。
古いタイプのバンドと思われているモトリー・クルーは、ドラマーのトミー・リーもヒップホップを取り入れた作品をリリースしていたりと、実は先進性もあるんですよ。
ニッキーシックスの名言
最後にニッキーの名言をいくつか紹介しましょう。
「タトゥーは永遠のものだ。アルバムも同じなんだよ。1回アルバムを作ったら、その時に言ったことは永遠に残る。その作品が消えることはないんだよ。」
「俺は水晶の玉を持っていない。未来は見えないんだ。だから、今の俺にやれることを、最高の結果が出るように、ベストを尽くしてやるしかない。」
「ドラムにもギターにも一度も惹かれなかった。そういった楽器も大好きだが、俺にとっては、いつだってベースだったし、今もやっぱりベースなんだ。」
「成功するか成功しないかは問題じゃないんだ。俺達の根本にあるのは成功じゃなくて、情熱なんだから。」
「俺の旅は、これからも決して同じではないだろう。他の誰の旅も、同じではないように。」
「俺は常に、冒険が最も重要だという信念を持ち続けているんだ。そして、危険を冒すというのが最も重要な考え方だと信じ続けている。」
長い間音楽活動を続けている本物のミュージシャンということで、どれも正直で、格好良い名言が多いです…!
以上「ニッキーシックス」についてご紹介してきました!
本当にどれもかっこいいのでぜひ聞いみて下さいね!
執筆:ICARUS' DREAMS