以前、音楽をキュレーションし、ファンに届ける「サブミッションメディア」を紹介しました。
サブミッションメディアは音楽サブスクのプレイリスト(Spotify、Apple Musicなど)、YouTube、SNS、ブログなど様々な形態がありますが、中でも外せないのがSpotifyのプレイリストです。
Spotifyの人気プレイリスト(つまりサブミッションメディア)からヒットが生まれることはもはや珍しくなく、ミュージシャン側からすると、いかにこのプレイリストに取り上げられるかが重要です。
もちろん、どんなプレイリストでも良いわけではなく、自分の音楽と親和性が高いのがベスト。
40億以上あると言われるSpotifyプレイリストから自分にぴったりのものを探すのは一苦労。
そこで登場したのが「PlaylistSupply」というツールです。
優良なプレイリストにサブミットできる「PlaylistSupply」
「PlaylistSupply」はアーティストのジャンル、関連キーワードから親和性の高いSpotifyプレイリストを検索できます。
さらに公開されているデータから、プレイリスト・キュレーターへの連絡先を見つけて、自分の音楽をプッシュ(サブミット=音源の送付)できます。
アーティストマネージャーでクリエイティブ・ディレクターのベンジー・スタインという方が開発したツールだそうです。
実は数多あるプレイリストの中には、「再生を買ったりする違法行為」や「ボットによる再生」によって影響力を偽る悪徳なプレイリストが存在しているのです。
PlaylistSupplyでは、そういったミュージシャンをだますようなプレイリストを排除することに力をいれているとのこと。
使い物にならないプレイリスト・キュレーターの連絡リストや、ボットばかりの偽のフォロワーを買って、プレイリストでの再生数を上げようとする人は大勢いますが、私達のツールは、プレイリストをリサーチする時間を短縮でき、オーガニックなプレイリストへアプローチするための連絡リストを容易に構築できます
PlaylistSupplyの利用にかかる費用は月額19.99ドル。
いわゆるサブスクモデルで、月額料金さえ支払えばサイト内のツールは全て使い放題のようです。
日本円で¥2,000と少しなので、個人、フリーランスのミュージシャンでも活用しやすいのではないでしょうか。
支払いはPayPal対応とのこと。
なおPlaylistSupplyはアメリカの会社なので、やはり英語圏のプレイリストに強いようです。
その他のサブミッションメディアはこちらにまとめてありますので、合わせてご覧ください。