おもしろい。
ぼくはフレットも8ビートもないクラシックの世界で音楽をつくれる人を尊敬するな~。クラと非クラ① - - ISSAKU★WEB https://t.co/c5gRX5gPGU
— 星川崇 (@Soh_RundabanSP) July 26, 2017
弦楽器にはフレットがあって、ドラムにはビートと言う概念があって。
前提となる楽器そのものにある程度のルールを設けて、誰にでも音楽がある程度楽しめるようにしたのがポップスであって、その意味で大衆音楽と言われるのではないかな?と思う。— 星川崇 (@Soh_RundabanSP) July 26, 2017
でも、音楽って実はギターじゃなくてドラムじゃなくても作れる。
本当はドラマーは机を叩いてもビートを作れる"感覚"が一番大事に思う。その感覚と真摯に向き合っているのがクラシックの人ってイメージだなぁ。
だから尊敬。— 星川崇 (@Soh_RundabanSP) July 26, 2017
バイオリニストのISSAKUさんの記事。
クラシックとポップスの違いについてですが、いやぁおもしろいですねぇ。
クラシックは難しい。
楽譜に書いてあることで、当時の最新の演奏技術と作曲家のいうことにエネルギーを注ぎつつ、ポップスで言うグルーブ感やアンサンブル感を保たなければならない。
超難しいアドリブもすべて楽譜に書いてある。
ポップスの楽譜も当然こまかく書いてあるが、表記通りのアーティキュレーションを守ってもポップスにはならない。
感覚だけで弾くと世間に冷たくされる恐ろしさ。ポップスは難しい。
あまりにも単純な音の配列から一見ものすごく簡単なのだが、
そのまま正確に弾くとダサい場合が多い。
一体全体何をやれば格好良くなるのか、
具体的には誰も教えてくれない。
教えてくれてもわからない。
クラシックの音作りと発音の仕方やリズムのとらえ方が根本的にポップス違うため、音作りは困難を極める。
同じ音楽なのにクラシックとポップスでは全然捉え方が違う…。
引用元の記事の趣旨とはズレますが、ぼくはクラシックとポップス違いってまずは弦楽器の「フレット」にあると思うんですよねぇ。
クラシックの弦楽器にはフレットがない。
だから自分の音感を頼りに音程を探っていくわけです。
でもそれだと、音楽の才能がいまいちない人=大衆には楽器演奏が楽しめないわけじゃないですか?
そこで、フェンダー社(だったよね?)が弦楽器にフレットを打ち込むという"発明"をした。
ココを抑えればC、ココを抑えればD、それってつまり音程を簡略化したと言えると思う。
当時の人たちは「これなら俺にでもできそうじゃねーか!」と感激したと思いますw
もはや現代ではチューナーもあるし、音感を待ってくなくても手順と理論を覚えるだけで、一応の音楽が作れてしまいます。
事実、ぼくも音感ゼロですが一応ギター弾けますしw
打楽器も同じような感じで、進化し「ドラムセット」になった。(と思う)
ただやっぱり簡略化したとは言え、最終的に大事なのは自分の耳で音程を探る「感覚」だし、「感性」だと思います。
ポップス畑の人は簡略化された楽器の前提にたっているから、よりその「感覚」にたどり着くのが難しいと個人的には感じています。
つまるところ音楽とは何か?というと、それは「耳から訴えられる快楽」だと思うんですよ。
その音楽に快楽が生まれさえすれば、実のところポップスにもクラシックにも違いがない。
しかし何に快楽が生まれるかはその人の「感性」による。
そして、大きくクラシックとポップスに「感性」が分かれるのかもしれません。
しかし、本質である快楽に訴えかける「感覚」と「感性」を求め続けるのはどちらも一緒。
葉加瀬太郎さんは若いころ、なんとセックスピストルズハマったそうです。
ピストルズはパンクの名のもとに、一世を風靡したポップス(大衆音楽)の権化みたいな存在ですよね(笑)
その感性があるから、葉加瀬太郎さんの音楽はやはり大衆にも受け入れられるんだろうな~と思います。
ぼくは逆にクラシックもっと聞いた方が良いのかなぁ…。
クラシックとポップスの違い。
なかなか一口に語れない部分ではありますが、自分なりに考えてみるとおもしろいですよ!
素人でも玄人でも、時にジャンルとか音楽性の違いで争いがちです。
でも本当に大切なのは「音楽性」より「音楽」なんですよね。