最近のインターネットで当たり前になりつつある「投げ銭」
ストリートライブをするミュージシャンにポンと小銭を投げ入れるように、ネット上でコンテンツを公開している人へ小額の支援をすることができます。
そこでこの記事では、「投げ銭機能」が実装されているウェブサービスやアプリをまとめてご紹介します。
それぞれ、
- オンラインストア→緊急で投げ銭を受け取りたい人に
- ライブ配信アプリ→ライバー、SNSに力を入れている人に
- 誘導するタイプのツール→テキスト、絵・イラスト、写真で投げ銭を受け取りたい人に
- 音楽→ミュージシャンに
とジャンルに分けでご紹介します。
クリエイター、アーティストのみなさんはぜひ自分の活動に取り入れてみてはいかがでしょうか?
オンラインストアで投げ銭用商品を販売する「BASE」
BASE はいわゆる「投げ銭」サービスではありません。
ですが、手軽&利益率が高いということで紹介させていただきます。
昨今のコロナウィルスの影響で、ミュージシャンにはじめアーティスト全般が苦境に立たされています。
ですから、できるだけ早くネットで商品の販売や支援の受け取りを始めたい人が多いでしょう。
そこでおすすめしたいのがBASE でネットショップを開設すること。
BASE にはTシャツやスマホケースなどを今すぐオンデマンド(受注生産)で販売できる機能があります。
在庫を持つ必要もないので、安心してグッズ販売できますよ。
またデジタルデータも販売できます。
ですから「コロナウィルスの緊急支援お願いします!アーティスト写真データセット¥1000」みたいな商品も販売できるんですね。
BASE に支払う手数料は、商品が売れるごとに6.6%+¥40。
つまり売り上げの9割以上を販売するアーティストが受け取ることができます。
そして初期費用も¥0です。
BASE でネットショップを作って販売するのがイチバン手軽に今すぐ始められ、かつ多めに利益を受け取れるのではないかと思います。
またBASE は通常の振り込みサイクルも振り込み申請から10日と早いのですが、さらに最短で翌日に売上金が振り込まれる「お急ぎ振り込み」の機能があります。
「今、まさに現金が欲しい!」という方はぜひ利用すべきです。
さらにBASEはそもそもオンラインストアのツールですから、決済手段が多様なんです。
つまり支援したいと思っている人が、支援しやすいということ。
クレジットカード、キャリア決済、コンビニ決済、あと払い、AmazonPayなどが使えますから、老若男女だれでも「応援したい!」と思ったときに、いちはやく購入することができます。
BASE はショップのアドレスとパスワードを決めて、メールアドレスを登録すればすぐにネットショップの立ち上げが完了です。
その他にも様々な機能があるので、コロナショック以降も使い道はいろいろあります。
ぜひこの機会にあなたの公式ウェブショップを立ち上げて下さい。
その他の機能はこちらで解説していますので、興味ある方はご覧ください。
関連記事【手数料激安!】ミューシャンはBASEで音楽を売ろう!
投げ銭ができるライブ配信アプリ7選
ライブ配信アプリの多くは、視聴者にデジタルギフトを送ってもらい(ギフティング)、ライバーはそのアイテムを換金することで収益を得ることができるというシステム。
こういったライブ配信はアイドル、ミュージシャンなどを中心に大変盛り上がっていて、中にはものすごい金額を稼ぐ配信者もいるそうですよ!
SNSで人気になった一般人が副業として稼ぐ例も多くなっていきました。
男性フォロワーが9割の読者モデル系インスタグラマーが、最近増えているライブ配信サービスをしている姿を 偶然近くで見ることがあり、興味深いなあと思っていまして。
彼女自体はアラサーで日々自分の写真をインスタに掲載しているきれいな女性といった感じ。
ライブ配信は食事を食べながら行っていて 「おいしいでーす!」「アイテムありがとうー!!うれしい!」といったやり取りを15分ほど続けていて。
配信を切った瞬間「本当ちょろいんだけど、いっぱいアイテム投げてくれるんだよね~毎月いいお小遣いになってる!稼げるし、もっと貢げやって思ってるんだけど(笑)」と。
こういった事例からも言えるのは、投げ銭ともっとも相性が良いのはライブ配信であるということです。
投げ銭をする側になった経験をお持ちの方なら直感的にわかると思うのですが、投げ銭したくなる時って感動した瞬間だったり、場の熱量が高まった時ですよね?
つまり「ライブ感」が必要なんです。
「相手が投げ銭を受け取った事実が今すぐにわかり、喜んでいる顔が見える。」
それが投げ銭する側からすると、大きな「理由」になっています。
ぼくは後述するnoteを使っていますが、ライブ配信サービスの「ギフト」ほど、noteの「サポート」は景気がよくありませんよ(笑)
それはやはりライブ配信とちがってnoteで発表できるコンテンツが静的(ライブではない)だからですね。
これは良い悪いではなく性質の違いだと思います。
なにはともあれ、投げ銭の主戦場はまちがいなく「ライブ配信」
特に人気のライブ配信アプリを紹介します。
稼ぎやすい「ふわっち」
特に「ふわっち」はテレビCMを開始し、今とても人気が高まっており、ユーザー数が急増しています。
投げ銭で稼ぐ上では、いちばんおすすめのライブ配信アプリですね。
おすすめする理由は、まずランキング上位に行くと「ふわっちポイント」がプレゼントされること。
ただ配信とギフティングで稼ぐだけでなく、運営からのプレゼント的な報酬があるので、その他のライブ配信アプリより稼ぎやすいんです。
その他にもライブ配信専用アプリはたくさんあるのですが、今のところナンバーワンの「稼げるライブ配信アプリ」ですね。
関連記事ライブ配信アプリまとめ 音楽も生で届けよう!【稼げるアプリも紹介】
今や後述するYouTubeやSNSで投げ銭機能が使えるようになりました。
「定番SNSで投げ銭に挑戦できるのに、今更ライブ配信専用アプリなんて使う必要あるの?」と考えると思います。
いちがいには言えませんが、SNSのライブ廃止機能よりふわっちなどライブ配信アプリのほうが稼げるパターンが多いでしょう。
なぜなら定番SNSの場合、まずフォロワーを増やさないことには、ライブ配信を見てすらもらえないからです。
対してライブ配信アプリ使っているユーザーは、まさにライブ配信を見たくて使っています。
これは多機能なSNSとの大きな違いです。
ライブ配信ははじめから投げ銭機能が実装されていたこともあり、文化的にも投げ銭を積極的に行う文化があり「見る側のモチベーション」も高い。
インスタユーザーが必ずしもライブ配信に興味があるわけじゃないんですね。
だから特定のSNSでフォロワーを有していない初心者が今からライブ配信に挑戦する場合、はじめての収益はよっぽどふわっちのほうが早いでしょう。
もちろん無料で始められるので、まずはふわっちアプリをダウンロードしてその操作感や配信風景を確かめてみて下さい。
条件付き「YouTube SuperChat」
ご存知YouTubeでも投げ銭×ライブ配信の機能が実装されています。
YouTube上でライブ配信ができるYouTube Liveに付随している「Super Chat」という機能で、100円~50000円まで投げ銭ができます。
手数料が30%とちょっと高いのが配信者にとってはつらいところですねw
YouTube Liveはふわっちや17Liveとはちょっと風土が違う感じです。
YouTube Liveの方がゲーム配信やお馴染みのYoutuberに通ずるようなチャレンジングなタレント的配信者が好まれるようです。
特に投げ銭でいうと、デジタルYoutuber(いわゆるVtuber)が話題ですね!
リアルタイムで人間とキャラクターの動きを連動するモーションキャプチャーを利用して、まるでアニメのキャラクターがYouTubeに登場してライブ配信を行っているようです。
少し前ですが、ヴァーチャルYoutuberの中でも人気の「ミライアカリ」がSuper Chatを使ったところとんでもないことに…。
なななななんとスーパーチャットで180万稼いだとか、しかも放送が終わってからも投げ銭が入るとかいう 盛況な模様。 時給にして90万(ノ゚ρ゚)ノ ォォォ・・ォ・・ォ・・・・
バーチャルYoutuber「ミライアカリ」2時間の生放送で180万円を稼ぐ
www
実際のライブ配信の様子がこちら。
2020年は世界での投げ銭ランキングトップ3をVtuberが独占!(トップ10のうち7名が日本のVtuber!)
アニメ調のキャラクター姿で動画配信するバーチャルユーチューバー(Vチューバー)が経済圏を広げている。ファンがお金を払って応援コメントを送る「投げ銭」で1億円を稼ぐ配信者も現れ、獲得額で世界トップ3を独占。企業とのコラボや海外進出も相次ぎ、日本発の新たなエンターテインメントに育とうとしている。
いや~、すごい話ですね!
ただSuper Chatを使うには条件があり、
- 有効な公開動画の総再生時間が直近の 12 か月間で 4,000 時間以上
- チャンネル登録者数が 1,000 人以上
のチャンネルである必要があります。
これはすぐには達成できない数字なので、今すぐライブ配信で投げ銭を受け取りたい人はふわっちをご利用ください。
Super Chatの使い方はこちら↓です。
TikTok Liveギフティング
2021年3月から、ショートムービーアプリのTiktokにもライブ配信機能があり、「Liveギフティング」という投げ銭機能が実装されました。
ギフトの換金にはPayPalが必要とのこと。
Tiktokのライブ配信自体が20歳以上に限られて機能ですので、ギフティングも20歳以上ということになります。
Instagramライブ バッチ機能
2020年10月から、インスタグラムのライブ配信機能、いわゆるインスタライブでもバッチ機能という投げ銭が実装されています。
視聴者は20円、250円、610円の3種類のバッチからいづれかを購入し、配信者に投げ銭することができます。
ただ1回のライブ配信につき1個のバッジしか購入することができません。
これは配信者からすると、稼ぎにくい要因になっています。
ツイキャス(ライブ収益)
ツイッターを媒介としたライブ配信ツール「ツイキャス」
2020年12月から新たなに「ライブ収益」というシステムで投げ銭がスタートしました。
2020年12月1日、動画収益(β)はベータ版が終了し、
アイテム収益に動画収益が合体した収益機能「ライブ収益」がスタートします!今回のバージョンアップで新しい機能がプラスされ、また動画収益(β)の条件も緩和されるなど、収益の範囲が拡大する予定です。
Twich
ゲーム実況に特化して人気なのがTwitchです。
アメリカで人気のあるプラットフォームですが、徐々に日本でも浸透してきていますね。
bitというサービス内の仮想通貨を投げ銭できる他、500円から月額スポンサーになることもできます。(毎月更新)
TwitchはAmazonが買収しており、Amazonプライム会員だとTwitchがノンストレスで楽しめるTwitchプライムに無料で入会することができます。
そして、Twitchプライムになると好きな配信者の月額スポンサー(500円)に無料でなることができるんですね。
つまりAmazonから毎月500円あげるから好きなゲーム配信者応援してよ!と言われているのと一緒なんですね!
ふとっぱら!
ぼくも友人のゲーム実況者の支援をしました。
自分の財布は特にいたまないのでw
Amazonプライム会員は年額4,900円でお急ぎ便無料や、プライムビデオ、Prime Musicが使えるのでそれだけでも簡単に元がとれます。
加えてTwitchプライムと連携したことで、ますますお得なサービスになりましたね。
ぼくもプライム会員ですが、感覚的には全部無料で使っている気がしますもん(笑)
月額に直すと409円ですし。
まだプライム会員でない人はこの機会にどうぞ!
こちらの記事で詳しく解説しています。
関連記事【2021年】Amazonプライム会員のメリット17個をわかりやすく解説!料金は?
ニコニコ生放送 ギフト
ドワンゴが運営する老舗ライブ配信サービス「ニコニコ生放送」でも2018年より投げ銭機能が追加されます。
ご存知の通りライブ配信分野はライバルが多く、苦戦しているニコニコ。
率直に言っても、ニコニコ動画、ニコ生サービス内でフォロワーを抱えていない人が、今からやるメリットは少ないように思います。
サービスの風土が自分にぴったり合えば挑戦する価値はあるでしょう。
SNSやブログから誘導するタイプの投げ銭アプリ・ツール5選
ライブ配信以外のコンテンツでも投げ銭機能を実装できるツールです。
- SNSやブログから誘導するツール
- ウェブサイトに投げ銭機能を実装させる(埋め込み)ツール
- そもそも投げ銭機能が実装されているプラットフォーム
などを紹介します。
テキスト(文章)、絵・イラスト、写真などで投げ銭を受け取ってみたい人用です。
投げ銭だけでなく、コンテンツ販売もできる『note』
noteはテキスト、音楽(音声)、画像、動画などあらゆるデジタルコンテンツを販売できるプラットフォームです。
さらに「サポート」という投げ銭ボタンがデフォルトで実装されています。
記事毎にこんな感じで表示されますよ。(サポートお願いします!の文言を自由に変更できます)
noteは
- 投げ銭
- コンテンツ販売
- 月額課金マガジン
など色んなマネタイズに挑戦できるのが特徴です。
もちろん無料で公開することもできますし、SNSのようなフォロー機能もありますので、クリエイターの母艦として有能なサービスだと思います。
かなり利便性が高いので個人的にはおすすめのサービスですね。
noteに関してはこちらの記事でも詳しく解説していますので、興味がありましたらどうぞ!
関連記事noteを音楽活動で活用する方法!楽曲のダウロード販売もできます
noteの機能を自分のブログに実装できる「codoc」
codocはnoteのような、
- 月額課金コンテンツ
- 買い切りコンテンツ
- 投げ銭
の機能を、自分のブログやウェブサイトに実装できるサービスです。
noteを使いたくない、すでにブログにファンがいるといった場合はとても便利ですね。
ファンレター+投げ銭の『Ofuse』
Ofuseはファンがクリエイターに投げ銭をすることでファンレターを贈ることができるサービスです。
遅い時間ですがOfuse本日リリースです!https://t.co/2Ikr2KMI55 pic.twitter.com/TH58B3z3wr
— Ofuse運営 (@Ofuse_official) 2018年3月25日
ツイッターアカウントで誰でも登録でき、簡単にお布施を募ることができます。
イラストレーターさんやマンガ家さんが多いようですね。
クラウドファンディングはイベントありきですが、Ofuseは登録しておいて随時支援を募れるような感じ。
公式サイトはこちら。
ウェブ決済の王道を使った投げ銭『Paypal.me』
ウェブ上の決済・送金サービスで世界的に有名なのかPayPalですよね。
PayPalには「PayPal.me」という自分のアカウントに簡単に送金してもらえるURLを生成する機能があります。
使い方は簡単で、まずPayPalアカウントを作成しログインします。
「支払いと請求」のところに「PayPal.meプロフィールを作成」という項目があるのでクリックします。
任意のURLを作成します。
顔写真と色を設定します。
これで設定はOKです。
あとはURLを共有すれば投げ銭を受け付けることができますね。
PayPal.meは投げ銭する側もPayPalアカウントが必要なので、広く一般から投げ銭を募集するのにはむいていないかもしれません。
でも、例えばこんな風にサイトやホームページに導入しても良いかもしれませんよ。
ぜひ星川に投げ銭お願いします(笑)
暗号資産(仮想通貨)ならツイッターアカウントがあるだけで送金が簡単にできる
暗号資産(仮想通貨)は気軽に送金(送コイン?)することが可能です。
いづれのサービスを使うにしても、仮想通貨をちゃんと取り扱うには口座を開設する必要がありますね。
主要な仮想通貨口座はいくつかありますが、Coincheckがおすすめです。
東証一部マネックスグループのグループ会社が運営しています。
2019年国内仮想通貨取引アプリDL数ナンバーワンの人気でした!
Coincheckの口座開設は無料ですので、ぜひひとつ持っておいてください。
投げ銭ができる音楽投稿サイト2選
音楽を投稿するサービスでも、投げ銭機能が実装されているものがあります。
ミュージシャンで投げ銭を受け取ってみたい人に。
音楽販売の定番ツール「bandcamp」
海外だと音楽販売プラットフォームとして、代表的なものになっています。
ユーザーがバンドキャンプで楽曲を購入するとき、例えば300円の曲に対して400円上乗せして700円を支払うことが可能なんです。
この時、400円は事実上の投げ銭というわけです。
またミュージシャンは0円で楽曲を販売することも可能ですから、その場合の収益はまさに投げ銭のみということになります。
bandcampは素晴らしいプラットフォームですが海外産なので、若干日本語変換ががわかりにくいです。
日本人ユーザーにとっても購入しづらいのがデメリットでしょうか。
音楽に仮想通貨を投げ銭できる『MUSICOIN』
MUSICOINは投稿された音楽に対して投げ銭を行うことができます。
一時期は閉鎖していたようですが、再々した模様。
かなり近未来的なサービスですが、興味ある人はチェックしてみてください。
関連記事音楽を投稿して、仮想通貨でチップを受けとれる「MUSICOIN」
以上、投げ銭ツールを紹介しました!
参考になったら嬉しいです。