バンドマンのみなさんはライブの照明ってどうしてます?
ライブの演出でも、とりわけ難しいのが照明ですよね。
っと言うのも、照明はライブハウスのスタッフさんにお願いすることが多いから。
曲順やアクションなどはもちろん自分たちで考えるてやるのですが、照明はそうはいかない。
今日はぼくの経験を踏まえて考えてみたいと思います。
セットリスト表には曲ごとにメインの色を書く
ライブハウスではリハーサル前に「セット表」に記入します。
曲順や曲調、照明の希望を書くんです。
フォーマットは各ライブハウスでそれぞれですが、だいたい似たような感じですよね。
で、だいたい照明のことを書く欄って小さい(笑)
みなさんはそこにどんな風に記入していますか?
ぼくは最低限「赤基調」など、曲ごとにメインとなる色を書きます。
個人のセンスですけど、レインボーな感じが一番ダサくないですか?(笑)
例えば、夕景を歌った曲なのに青色の照明だと世界観が台無しなわけです。
まずはメインの色を書くだけでも、全体的にしまった印象になってかっこ良いと思いますよ。
関心がない人でも最低限このぐらいはやっておくと良いです。
セット表を事前に用意しておく
おすすめの方法がコレです。
先程の通り、セット表の照明の欄って小さいし、リハーサル前に長文を書くのは大変ですよね。
そこでぼくが一時期やっていたのが、セット表を自分で作成して事前に書いておくこと!
ライブハウスのスタッフさんに事前にセット表のデジタルデータ(PDF)で送ってもらってプリントアウト。
多分、お願いすれば送ってくれると思う。
まぁ、別に自分で作ったフォーマットでも大丈だと思います。
あとはしっかり書いておきます。
一曲目:Aメロ、Bメロ、サビ、ギターソロ、Bメロ、サビの構成。
サビは赤基調で激しく。
あとはおまかせします。
二曲目:イントロがギタヴォーカルの弾き語り←ヴォーカルにスポット
2回めのサビのあとブレイク(3:00ごろ)←暗転
みたいな感じかな?
書き方に決まりはないので伝わるように書けば大丈夫です。
書きれない部分は別紙を準備したりして細かく書いたりしてました。
特にツアーに行ったりして、同じセット表を何度も書くのはストレスですから事前準備はおすすめ。
またセット表をは単純にリハーサルでライブ演出を考える過程でも便利なアイテムなので、ぜひ一度やってみてください。
※追記:セットリスト用紙、照明指示用紙のテンプレートを作りました
やはり事前に用紙に書き込んだ方が良いと思ったので、バン活!で「セットリスト用紙」と「照明指示の用紙」を作りました!
こちらのページからダウンロードできますので、ぜひ役立てて下さい!
関連記事リハやライブ本番に使える「書き込めるセットリスト用紙」
同じライブハウスに何度も出演する
意外な方法で言うと、同じライブハウスに何度も出演して曲を覚えてもらうこと。
たまに気の利いた照明をやってくれるスタッフさんがいるんですよね~。
ぼくは閉店した下北沢屋根裏に20回以上は出演しましたが、最後の方の照明はカンペキでした(笑)
スタッフさんもバンドに愛着をもってくれて、色んな演出を積極的に考えてくれましたね。
とは言え、他人まかせにしないでやっぱり自分で考えて伝えるのが大切です。
自分が照明スタッフで、セット表の照明欄が空欄だったらどう思うでしょうか?
「あ~、このバンドやる気ないんだな~」
と思うと思います。
人間だもの。
逆に照明の希望がビッシリ書いてある用紙を渡されたら…。
やっぱり気合が入りますよね。
そしたら更に良い演出を考えてくれると思います。
良いライブをするには中心になるバンドのモチベーションが大切。
やる気って良くも悪くも伝染するものだと思いますよ。
④あえて何もしない
ちょっとナナメ上のアイディアだと「照明を固定する」という方法もあります。
甲本ヒロトとマーシーが率いるクロマニヨンズのライブでは、照明が一貫してシンプルなスポットライトであることが多いです。
たまに暗転や点滅が入るくらい。
まぁ、これはちょっと上級者の演出かなぁ…。
⑤誰か照明スタッフやってくれないかなぁ…
何を隠そう一番良いのは専属の照明スタッフがいることですよね。
そうは言っても場末のブッキングライブに出ているバンドで照明スタッフが乗り込みしてるのを見たことないなぁ…。
PAさんが専属というのはたまに見かけるんですけどね。
照明機材ってハコごとに操作方法がマチマチなんでしょうか?
スキルと経験のある人ならどこでもできますよね、多分。
こらだけクラウドソーシングが発達した時代に、ライブに必要な人材も気軽にアウトソーシング(外注)できるようになって欲しいですね。
余談ですが、クラウドソーシングサービス大手のランサーズが新しく「pook(プック)」というサービスをはじめます。
従来のクラウドソーシングはネット上で完結できる仕事が主でしたが、pookではリアルの場面で役立つスキルを売買することができるんです。
その内容は家事代行や写真撮影、観光案内などなんでもアリ!
音楽家だったら楽器を教えるレッスンなんかも売ることができます。
「あなたのライブの専属照明スタッフになります!ライブ1回4000円」とか誰かやってほしい…。
(ぼくが発注するとは限りませんが(笑))
こういったテクノロジーでライブハウス界隈のエンタメレベルが上がったらうれしいな~。
照明の経験ある人は結構スキルを持て余していそうだし、普通に良いバイトになると思うんですよね。
pookは現在、事前受付を募集しています。
興味ある方はサイトにどうぞ。
照明を工夫してカッコよいライブをしよう!
以上が「ライブの照明をカッコよくするアイディア」でした!
ぜひ参考にしてもらってカッコいいライブをやってくださいね!
あとここだけの話ですが、照明さんがリハーサルに同席しないライブハウスもたまにあります。
そうゆうハコからはそそくさと退散しましょう!(笑)
また照明と同じくらい重要なライブ演出でる「MC」「衣装」などについてもこちらの記事でまとめてあります。
カッコいいライブをするためにもぜひご覧ください。