「後悔しない音楽活動デザイン講座」第2弾!
今回はこんなシンガーソングライターです!
シンガーソングライターの彼女はギターの弾き語りができ、自分で作詞作曲もやっています。
また、ルックスもよく美人です(笑)
趣味はそのルックスをさらに際立たせるファッション!
目標はズバリ、メジャーデビュー!
YUIさんや家入レオさんのような女性アーティストに憧れています。
以上が彼女のスペックです。
それでは彼女の活動を考えてみましょう!
用いるスキル、趣味趣向、目標を考えながらこの図を穴埋めしていきます。
宣伝はYouTube、ツイッター、インスタ、路上ライブ!
まずは自主製作した2曲分のミュージックビデオをYouTubeにアップしました。
バンドアレンジなので演奏や編曲を外注し、だいぶお金がかかってしまいましたがここは投資です!
ツイッターでは弾き語りのライブ配信をやることにしました。
ただやっても面白くないので「100日毎日弾き語り!」と題して3か月以上、毎日弾き語りをツイッターに投稿し続けました。
ハッシュタグ #100日弾き語り を作成し、途中で興味を持ってくれた人が過去の弾き語りを簡単に検索できるようにしました。
またホームページにも特設ページをつくり、弾き語りのツイートを張り付けました。
さらに趣味がファッションで、ルックスも良い彼女はインスタグラムをやることにしました。
こちらもただやってもおもしろくないのでロックファッションに特化したアカウントとして、ファッションスナップだけを投稿します。
「ナイトプールに行ってきました!」なんて写真は絶対にあげません!w
ツイッターと同じく #誰でもできるロックファッション などのハッシュタグをつくって検索しやすくしました。
さらに弾き語りのフットワークの良さを生かして、路上ライブを中心にライブ活動をすることにしました。
週に1回は必ず路上に立つようにしました。
顧客接点はLINE公式アカウント!音源を無料プレゼント
YouTube、ツイッター、インスタ、路上ライブで興味をもってくれた人にLINE公式アカウントをフォローするようにすすめします。
多くの人にフォローしてもらえるようにLINE公式アカウントをフォローするとYouTubeにあげている楽曲を無料ダウンロードできるプレゼントつきにしました。
LINE公式アカウントでは路上ライブの告知や、少しプライベートな投稿もして、ファンとの距離感を縮めることを意識します。
マネタイズはクラウドファンディング!オーディション用の音源を作成
活動を続けて、SNSのフォロワーが順調に増えてきた彼女はいよいよメジャーデビューを目指して動き出します。
音源審査用のハイクオリティな音源を作ろうと考えました。
しかし、理想のバンドサウンドを作るためには彼女は編曲や楽器演奏ができず資金がたりません…。
そこでCAMPFIREを使って、クラウドファンディングに挑戦することにしました。
デモテープ審査に必要な2曲をレコーディングするためのプロジェクトを立ち上げます。
支援してくれた人のリターンとして、(今後メジャーデビューしたあとに非売品になるであろう)完成したデモをCDにして贈ることにしました。
ツイッター、インスタ、LINE公式アカウントで多くのフォロワーがいた彼女のプロジェクトは大成功!
完成したデモをレコード会社や音楽プロダクションに送ることができました。
まだデビュー前ながら、ハイクオリティな音源、SNSに多数のフォロワーがいること、そしてクラウドファンディングでの実績などをもつ彼女はスタッフの目に留まり、直接会って話すことになりました。
音楽活動のデザイン完了!
これで音楽活動の全体像が完成です!
メジャーデビューを目指して、レコード会社のスタッフをうならせる音源づくりやファンづくりに特化した活動をデザインしました。
ヘタにCDを作ってお金を稼ごうとはせず、とにかくファンを増やすことを主目的にしています。
もちろん、これで誰もが必ずしもメジャーデビューできるわけではありません。
しかし、例えば今年デビューさせられるアーティストが1組だとします。
同程度の音楽クオリティで、一方がSNSでフォロワーの多い人気者だとしたら、みなさんがスタッフならどちらを選ぶでしょうか?
やはりフォロワーの多いアーティストではないでしょうか。
フォロワーが正義!ではありませんが、何かしら人と比べた時に目立つ要素が必要に思います。
「路上ライブでCDを2000枚売った!」
「最後のライブには1000人が集まった!」
などなど、今メジャーで活躍するアーティストはデビュー前からわかりやすい実績がありますよね。
今だったら、やはりYouTubeの再生回数やSNSのフォロワー数がチェックポイントになると思います。
以上が「メジャーデビューしたいシンガーソングライターの音楽活動デザイン」でした!
次回も引き続き「後悔しない音楽活動デザイン講座」をお届けします。
続いては個人事業主として、独立して音楽を続けたいアーティストのケースです!