どうも、星川(@Soh_RundabanSP)です。
ミュージシャンの浮気・不倫騒動って絶えることなく話題になりますよね。
ゲスの極み乙女の川谷さんとベッキーさんや、ファンキー加藤さんの話題なんか記憶に新しいところです。
そんな時、こんなセリフをよく目にしませんでしか???
「浮気は芸の肥やし」
いや、浮気された方からすると「ハァ?」って感じでしょうけど(笑)
他にも「芸人は遊ばないとダメ!」とか色んな言い回しで似たようなことが言われます。
これってなんでなんでしょうか?
みなさん「浮気は芸の肥やし」って本当はどんな意味か把握していますか?
今日はバンドマン歴10年のぼくから、この言葉の本当に意味をお伝えしたいと思います。
アーティストは「快楽を届ける仕事」
まず前提として知っておいて欲しいのは、アーティストは「快楽を届ける仕事」だということです。
みなさんも音楽を聴いた時に色んな気持ち、気分になると思います。
- 泣ける…
- アツい!
- カッコいい!
それらは全て「快楽」だと言えるでしょう。
わざわざストレスをためるためにエンタメを見る人はいませんよね?(笑)
みんな気持ちよくなりたいから、音楽を聞くわけです。
また音楽で言えば、無意識レベルで脳に快楽が発生します。
美しい旋律と言うのはタダそれだけで快楽的なんですね。
その前提をとらえると「浮気は芸の肥やし」の意味がもうわかってくると思います。
だから自分で「快楽」を知っておかないといけない
快楽を音楽で表現して誰かに届けたいのら、当然自分がその快楽を知っておく必要があります。
知らないことを妄想だけで表現できるわけありませんよね?
リアリティがないと、人を感動させることなんてなかなかできません。
それは例えば、一流の料理人が敏感な舌を持っているのと同じようなこと。
「美味しい」とは何かを知っているから、お客さんに「美味しい」を届けることができる。
YMOの高橋さんがこんなことを言っています。
ドラムのセンスを磨くなら練習より、恋愛ですよ。
ことさら恋愛って快楽的ですよね。
誰かに認められるうれしさ、追い求めるせつなさ、身体的な快楽も含むでしょう。
不倫なんて「いけない恋」ですから、さらに盛り上がること間違いなし!
(いや、多分だけど)
恋愛の快楽と音楽の快楽は一緒か?と言われるとハッキリ「YES!」とは答えられませんが、脳を快楽に敏感にしておく必要があることは確かなんです。
感情を押し殺すクセがついてしまうと、音楽の創作においても良くありません。
昔のロックバンドなんか狂楽的なエピソードいっぱいありますよね!
ジョン・レノンなんか「愛と平和」を訴えるわりには、オノ・ヨーコとケンカした時に激しい浮気をしたなんて逸話があったりするし…。
快楽と音楽が密接なつながりがあるのは間違いないと思います。
「浮気は芸の肥やし!」=「芸に浮気は必要!」ではない
でもコレって、結果そうなるってだけの話だと思うんですよね。
「俺はミュージシャン!だから快楽が必要!だから浮気するぜ!」
ってなんかバカっぽくないですか?(笑)
漂う二流感!
武田鉄矢さんがテレビで、
この手の話題(不倫)があった後で、半年以内にヒット曲を出せないヤツは消える
とおっしゃっていました。
なるほど、貴重な経験をしたのにそれを音楽に昇華できないヤツはそもそも才能がないと。
脳が感じる快楽や幸せには2種類あるそうです。
ドーパミンとセロトニンです。
ドーパミンは興奮した時にでる物質。
セロトニンは安心した時にでる物質。
まぁ、不倫はドーパミンでしょね(笑)
あえて言うと、セロトニンは結婚でしょうか?
最近はセロトニン系の歌の方が、世の中で受け入れられる気がします。
ぼくが好きなセロトニン系の歌はコレ。
コレ、最高なんだよなぁ。
セロトニンが分泌されるような安心感のある歌。あとドラムアレンジがシンプルかつ秀逸で、聞くといつも「こんな風に叩いてみたい!」って思います。Mr.Children「彩り」Music Video https://t.co/auNGTA2a2J
— 星川崇 (@Soh_RundabanSP) 2017年4月15日
何気ない日常を唄った名曲ですね。
(あ、しまった桜井さんも不倫経験者だった(笑))
要は些細なことでも感動できるみずみずしい感性があれば良いんじゃないかなぁと思います。
だからアーティストにとって浮気はマストではないし、パートナーはされたら怒って良いですよ。
なにやらとても言い訳のような内容になってしまいましたが(笑)、「浮気は芸の肥やし」という言葉にはそんな意味があるのです。
ところで俺、まちがってねぇよな?