「バンドでデビューしてみたい!」

「音楽で稼ぎたい!」

 

そう思ったとき、ではどこでバンド活動をするのが最適解なのでしょうか?

やっぱり東京?上京しないとダメなのでしょうか?

 

いやいや、ネットの時代の今は地方でも関係ない?

今回は「バンド活動に最適な場所」を考えてみたいと思います。

 

音楽ビジネススクール

音楽業界の情報はここに!
・約 3,400本の学習記事が読み放題
・専任スタッフの就職相談が受けられる
インターンシップの機会が得られる
・学べるメルマガが定期配信される

 

【上京】東京(都会)はバンド仲間が多いが、生活が大変!

東京

 

東京のメリットは何といっても人が多いことです。

 

人が多いということは、

  • バンドメンバー、バンド仲間に出会いやすい
  • 業界関係者が多い
  • 想定されるお客さん(市場)が多い

などということが考えられます。

 

実際どうなのかと言うと、「バンドメンバー、バンド仲間に出会いやすい」とはその通りでしょう。

絶対的にバンド人口が多いため、バンドメンバー募集サイトを見ても首都圏で活発です。

関連記事:【こんなメン募はイヤだ!】バンドメンバー募集を成功させる方法

 

ライブハウスやスタジオも多く、バンドマンが出入りする場所も多いです。

そのあたりに入り浸れたば何かしらの出会いはありますね。

あとは音楽教室も多いですね。

 

こちらの記事「音楽教室でバンドを組むには?経験者に体験談を聞いてみた! 」にある通り、音楽教室がきっかけでバンドを組むこともできます。

 

「業界関係者が多い」というのはコレは意外と半分正解、半分間違いだと思います。

確かに大手レーベルなどは在京ですが、場末のライブハウスに日夜スカウトが潜入している…!なんて話はあまり聞きません(笑)

 

しかし、東京ではオーディションが多いです。

関連記事:フジロックはじめフェスなどの「バンドコンテスト」11選!

 

その意味でたしかに業界関係者にアプローチできる機会は多いと言えるでしょう。

あとはお客さんが多い、ということも期待すると思います。

まぁ、これっばかりは実力ですね(笑)

 

逆にライブハウスも多く、宣伝経路も色々ありすぎて、かえってバンド活動を難しくさせることもあります。

もちろん、評価されれば集客に苦労しないのは都会でしょう。

 

対して、東京のデメリットと言えばやはり生活費が高いということです。

顕著なのは家賃。

都心のワンルームだと6万円くらいしますからね…。

 

生活費が高いということは、下積み中のバンドマンは当面のお金ためにバイトやらで働かなくてはいけません。

いくら東京は仕事がある、時給が高いと言っても、家賃が6万円もすると週5で働くことになるでしょう。

働きながらバンド活動をすることは可能ですが、バイトするために東京にきたわけじゃありませんもんね…。

 

家賃が高い⇒バイトしなきゃ⇒疲れる⇒バンドがうまくいかない⇒生活が苦しい⇒バイトしなきゃ!

 

という負のループに陥るパターンがとても多いです。

本末転倒になってしまうリスクがあるのが東京のデメリットだと言えるでしょう。




地方(田舎)はバンド仲間が少ないが、生活がしやすい

田舎

 

地方のメリットは東京とは逆に生活費が安いということです。

住居に関して言えば、安い家賃で広い家に住めるため、機材を置くスペースや創作スペースが生まれ、音楽制作にプラスにすることもできますね。

 

地方は車の維持費がかかる!ということもありますが、車があることでツアーに行けたりと、ただマイナスということもなさそうです。

対して、デメリットはやはり人が少ないこと。

そもそもバンドが組めない…!

なんてことも当たり前にあると思います。

 

ただ最近、個人的に地方のライブハウスを見て回って思うのですが、地方のライブハウスに出ているバンドは往々にしてレベルが高いですね。

 

地方のライブハウスのブッキングライブは、

  • 東京からツアーに来た意識の高いバンド
  • 地方で根気強く活動を続けている実力派バンド

がブッキングされ、かえって都内よりレベルが高い印象を持ちました。

 

音楽をやる場所が限られているので、そこでしっかり存在感を示せば結果につながりやすいというのもあると思います。

知人のバンドでは東京では100人ぐらいの集客ですが、新潟では300人以上を集客できるらしいです。

そのことがバンドを続けられる要因になっているなんて話も聞きますよ。

 

東京でバンドやるなら「郊外」がおすすめ!

以上を踏まえると、やはりバンドマンの方は上京したいと思うと思います。

そこで、在京歴10年以上の先輩バンドマンのぼくからアドバイス!(笑)

もし上京するなら23区ではなく「郊外」がおすすめです。

 

例えば、ぼくが住んでいる狛江市。

狛江市は家賃相場が安い割には新宿まで30分程度。

 

さらにバンドマンのメッカ下北沢までも小田急線一本で20分ぐらいです。

楽器によっては激安で練習できる公共施設も多数あります。

 

一応、市は「音楽の街 狛江」を銘打って色々やってますからね。

詳しくは「貧乏バンドマン(ミュージシャン)は狛江においでよ!お得な音楽ライフを伝授します」という記事に書いています。

 

他にも、立川や八王子も良いですね。

どちらにもライブハウスがあり、バンド活動やるには十分な環境です。

こちらの「【死活問題】上京してバンドマンになるには?立川か八王子に引っ越すべき」もご覧ください。

 

上京したい方はこちらの記事も参考にしてください。

お金を節約できるサービスを紹介しています。

⇒上京したいけどお金がない人が知っておくと便利なサービス10選

 

あとはいらない楽器があったらぜひ処分しておいてください。

さっきも言った通り、東京は賃貸アパートが狭くて高いです。

 

ですから、少しでも家賃負担を軽減するために「収納のない部屋」とか「6畳じゃなく5畳の部屋」できるだけ安い部屋に住んで欲しい。

そのためにはモノを整理する必要があるんですね。

 

弾かないギターやベースがあったら、(ドラムも)ぜひ高額買取な業者に引き取ってもらって、上京資金にしてください。

買取業者は、その名も「楽器の買取屋さん 」がおすすめです。

ウェブ特化業者ならではの高額査定が期待できますよ。

 

詳しくはこちらを読んでみて下さい。

⇒「楽器の買取屋さん」のメリット・デメリット。高額買取してもらう交渉術も紹介




ソロアーティスト、DTMerなら地方は最強か!?

地方の強みを最大限いかすと考えると、むしろバンドよりソロアーティストが向いていると思います。

ネットで仕事を完結できるなど条件はありますが、

生活費が安い⇒音楽に集中できる⇒音楽で成果がでる⇒生活費が安いからさらに攻められる!

といった好循環を目指せます。

 

最近では鈴木健治さんの「クリエイターが田舎に移住で仕事する〜ミュージシャン編|鈴木健治ギター宅録のススメ」が参考になりました。

興味ある方は読んでみて下さい。

 

以上、参考になったらうれしいです。

それぞれの特徴を見極めながら、自分のバンド活動にあった場所を選んでくださいね!