このページではWordPressで音楽配信サイトを構築した方法をご紹介します。
ミュージシャンのホームページには必須の作業ですね。
ぼくのやっているバンド「The Hayseeds」ではホームページを自分で作って、そこで音楽を配信しました。
こんな感じで表示されます。(PC画面です)
これがストリーミング。
こっちがダウンロードです。
スマホでもほとんど同じサイトデザインです。
備忘録もかねて、実際にWordpressで音楽配信をおこなった作業をわかりやすく解説します。
解説する上での作業環境を共有しておくと、ぼくはドメインキングというレンタルサーバーを使っています。後述する「メディアのアップロード上限を変更する」という作業はお使いのサーバーによって違うのでご注意下さい。
WordPressサイトで音楽をストリーミング配信する方法
ストリーミングは端末の保存領域を圧迫しないで、ファイルを再生できる方法ですね。
YouTubeと一緒です。
WordPressで音楽をストリーミング配信する方法はすごく簡単です。
まず楽曲を挿入したい投稿の編集画面を開きます。
そこの「メディアを追加」をクリック。
あとは任意のファイルをアップロードするだけです。
で、ここで問題があります!
WordPressにアップロードできる(音声限らず)ファイルサイズの上限がデフォルトだと2~8MBになっていることが多いです。
音楽ファイルは一曲だいたい10MB前後であることが多いため、このままだとアップロードできません。
ご覧のようにぼくのサイトでは最大アップロードサイズを16MBに変更しています。
なので次に最大アップロードサイズを変更する手順を書いておきます。
ドメインキングでWordpressの最大アップロードサイズを変更する方法
ドメインキングの管理画面から任意のドメインを選びます。
「全般」⇒「カスタマイズ」とクリックしていきます。
次は「PHP設定」をクリックします。
そのPHP設定から「post_max_size」と「upload_max_filesize」と「file_uploads」の値を変更していきます。
「post_max_size」と「upload_max_filesize」は16Mに。
「file_uploads」はonにします。
これでアップロードできるサイズを16MBに変更できました。
ただぼく自身、あまり詳しくないので他の方法でもできるかもしれません。(または変更しなくてもよい値を変更しているかもしれません。)
詳しくはドメインキングのヘルプに問い合わせて下さい。
その他のレンタルサーバーで最大アップロードサイズを変更する手順は以下のサイトが詳しかったです。
参照してください。
⇒WordPressのメディアのアップロード上限を上げる方法まとめ | TONOST
以上の作業が難しかった方は、プライグインをダウンロードして音楽プレイヤーをサイトに実装させましょう。最も有名なのが「HTML5 jQuery Audio Player」というプラグインです。プラグインはあまり増やしすぎると良くないのですが、簡単に作業できますのでメディアのアップロード上限が変更できなかった方はどうぞ。
WordPressサイトで音楽をダウンロード配信する方法
次にダウンロード配信する方法です。
ストリーミングの方が素早く視聴できるのですが、何度も聞くと各携帯キャリアの通信制限にすぐひっかかっちゃいます。
「YouTube見すぎて、今月はもうネットが遅い!」なんていうのはみなさん一度は経験あると思います。
なので何度も聞きたい人のためにダウンロード配信も提供しましょう。
WordPressでファイルをダウンロードしてもらうにはまず、プラグイン「Download Manager」を導入する必要があります。
プラグインをインストールすると左のメニューに「Downloads」というメニューが現れます。
そこから「Add New」を選択。
こんな画面がでますので、わかりやすくする整理するためまずタイトルに任意の名前を付けます。
「ファイルを選択」でファイルをアップロードします。
画面下の方に行くと「Pakage Settings」という画面があります。
そこの「Link Label」に名前を入力します。
これはそこをクリックするとダウンロードが始まる文字列になります。
同じところから「Icons」も設定しておきます。
好きなものを選んでOKです。
以上で設定は十分です。
これを保存して、次は「All Files」を選びます。
ここからショートコードをコピー。
あとは表示させたい投稿の任意の場所にペーストすればOKです。
以上で自分の楽曲をダウンロードしてもらうことができますよ!
SpotifyやSoundcloudをWordpressサイトに埋め込む方法
SpotifyやSoundcloudで音楽を配信中だという方のために、それぞれのプレイヤーを埋め込む方法をご紹介しておきます。
これで上記の代替えとしても良いでしょう。
Spotifyの音楽プレーヤーをサイトに埋め込む方法
まずはSpotifyのデスクトップアプリをPCにダウンロードしておきます。
埋め込み作業はデスクトップアプリからしか行えません。
Spotifyの埋め込みは、
- アーティスト
- アルバム
- 楽曲
- プレイリスト
などそれぞれの単位で行うことができますよ。
ここではアーティストの埋め込み方法をご紹介します。
(プレイリストでもアルバムでも楽曲でも基本操作はいっしょです)
まずアルバムの画面に移動します。
「…」のマークとクリック、「シェア」をクリック、「埋め込みコードをコピー」とクリックします。
これでコードがコピーでできました。
あとはWordpressの埋め込みたいページの編集画面に移動します。
「テキスト」をクリックし、表示させたい場所に貼り付けます。
こんな感じで表示されますよ。
Spotify Masterというプラグインを使っても埋め込めるのですが、なるべくプラグインを入れない方が良いと思うので、以上の方法で直接埋め込むのを推奨します。
Soundcloudの音楽プレイヤーをサイトに埋め込む方法
Sound Cloudも埋め込めます。
Spotifyは一応、有料サービスですので、サイトの来訪者に無料でフル尺を聞いて欲しい場合はSound Cloudが良いでしょう。
やり方は簡単です。
任意の楽曲画面へ移動して「SHARE」をクリックします。
続いて、「embed」をクリックし、コードをコピーします。
デザインも選べますよ。
あとはコピーしたコードを、先ほどのSpotifyと同じようにWordpressの好きなページに埋め込むだけです。
こんな感じで表示されます。
やはりSoundCloud Masterというプラグインを使うと作業を簡略化することができます。
WordPressを使いたくない人は
これで自前で音楽配信サイトをつくることができました。
WordPressを使うとサイトデザインやユーザビリティにおいて優れたものをつくることができます。
こちらのシリーズでサーバレンタル・独自ドメインの取得方法から基本的な使い方まで全て解説していますので、WordPressを導入してみたい方はどうぞ。
関連記事ミュージシャンがWordPressで公式サイトを自作する方法をわかりやすく解説(全5回)
WordPressを使わずにバンドのホームページを持ちたい人は以下の記事も参照してください。
便利なサービスを紹介しています。
関連記事ロックバンドの売れるホームページの作り方&便利なサービス
Spotifyに楽曲を配信する方法はこちらです。
関連記事iTUNESやApple Musicで音楽を配信するには?9つのサービスを比較
参考になったらうれしいです!