「イエモン再結成!」のニュースがロックファンをにぎわせてから随分たちました。
ふと復活したイエモンの周辺を見てみると「これはすばらしいシステムだな・・・。」と言えるマーケティングやビジネスモデルがあるのでご紹介します。
ネット社会の現代では必要な取り組みでしょうね~。
自前でストリーミング!イエモンの過去曲が聞き放題!
2015年の春ぐらいから日本でも定額制で音楽が聞き放題のストリーミングサービスが流行りだしましたね。
なんとイエモンはイエモン専用ストリーミングサービスを自前で提供しているんです。
過去の楽曲が聞き放題!
これはファンクラブの特典の一部に過ぎないんですが、会費は月額400円という安さ。
年額で言うと約アルバム2枚分のお値段で全曲聴けるのはお得ですよねぇ。
他にも
- スタッフブログ
- 動画
- 壁紙
- メルマガ
などのコンテンツが提供されるようですよ。
音楽ストリーミングサービスの問題点
ユーザー的には楽しいんですけど、色々問題もあるんですよねストリーミングって。
それは主に収益性が低すぎることと、顧客接点がないことです。
ストリーミングでの一再生の収益は二束三文だと言います。
とてもこれだけで音楽活動の費用はまかなえないのだとか。
またアーティストやレーベルが顧客接点を持てるわけでもありません。
ファンが何回楽曲を聴いても、アーティストがライブ告知したりできる機能はないんですね。
しかしイエモンは自前でストリーミングのシステムをもつことで見事その問題を回避したように思います。
チケットをファンクラブ会員の間で譲り合える「チケットトレード」
みなさん行けなくなってしまったライブのチケットはどうしてますか?
イエモンのファンクラブで会員同士で譲り合えるシステムが始まるそうです。
チケットの二次流通は色々問題ありますよねぇ。
ダフ屋行為はもちろん禁止だし、他にもグレーゾーン?と思えるサービスがいくつかあります。
チケットトレードを使えばファンの方は安心して取引できます。
またその方がアーティストもレーベルもうれしいんですよ。
ライブチケット二次流通の問題
これに関しては音楽エージェントの金野さんの記事を見ていただきたいですね。
チケットキャンプの際どいプロモーションを見て、IT業界と音楽業界に隔てられた壁は高いなと思った話|金野和磨 GMA|note
・あまりにも安く売り出していることも手伝って、正規の価格で買っているファンがバカバカしくなる
・正規の価格での購入を望んでいるミュージシャン側からすれば、自分たちのチケットが叩き売りされているように見える
・叩き売りされているように見えるツイートが、広告で多くの人の目に触れる
ライブチケットの収入は音楽ビジネスにとっては生命線ですから、結構重大な問題だと思います。
イエモンみたいなファンクラブのシステムはつくれる?
ところでイエモンみたいなファンクラブがインディーズバンドや自分の音楽活動に取り入れられたら良いと思いませんか?
「自前ストリーミングサービス」の構築は難しいように思います。
でもnoteというプラットフォームを使えば再現することは可能かと思います。
noteは文章や音楽、画像といったコンテンツを販売できるサービスです。
そしてnoteでは申請が通れば、誰でも月額課金システムを使うことができます。
ちょうどイエモンのファンクラブのように使えるわけですね。
音楽を再生する環境としては、インターフェイスやユーザービリティにまだまだ改善の余地があるかと思います。
しかしミュージシャン含め、クリエーターに新たな活動指針を示してることは間違いないありません。
ぜひ、チェックして欲しいサービスです。
詳しくはこちらの記事でも解説していますので読んでみて下さい。
ところでイエモンってやっぱりカッコイイですよねぇ。
新曲↓
www.youtube.com
あぁ!ライブいきてぇ~。(笑)